2017年10月06日

『妹さえいればいい。8』

2017年10月よりTVアニメが放送開始となる 平坂読 先生の大人気青春ラブコメ。第8巻は
あの「お漏らし」騒動に言及しつつ、“千尋”の心境を揺るがしていく事態が発生します。
(イラスト:カントク 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094516975


自作に訪れた編集部の失態すら話のネタにする 平坂 先生の強かさには敬服するばかりで。
話に織り込むことを了承した編集部サイドも潔い、というか。再発防止には努めて下さい。
その象徴たる変化を示した“土岐”が“千尋”に対して遂にある疑念を持つ契機を得ます。

過去よりも今、ということで自作のアニメ化に尽力する“伊月”。“那由多”との関係も
順調で幸せいっぱい・・・という最中で彼女との力量の差を見せつけられる場面はまだまだ
彼をぬるい気分にはさせません。元ヤリチン王子の“春斗”に春が来るのも同様ですかね。

“土岐”にケツをガン見されたり、うっかり失言しそうになったり、思いがけない称号を
得ることになったり、アレなアイテムを間違って入手したりとしっかりうっかりな“千尋”
が例の件を曖昧にしたことがいつ爆弾として爆発するのか、気になって仕方がありません。

posted by 秋野ソラ at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2017年10月05日

『ゲーマーズ! DLC』

葵せきな 先生が贈るこじらせゲーマーたちのすれ違い青春ラブコメ短編集。ゲーム実況者
の大学生が相方となる人物を求めて“景太”と出会うことで更なるすれ違いが始まります。
(イラスト:仙人掌 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321703000999


“霧谷歩”は何となく始めたゲーム実況動画の投稿を1年半続けてきた大学生。伸び悩む
人気へのテコ入れとして「ゲームは下手だけど反応は面白い」という理想の相方を求めて
いた矢先に該当する人物を近所で偶然見かける。その人物は“雨宮景太”と名乗った──。

“景太”が周囲の人間関係に不思議な感覚を抱く日常から始まる本作。“歩”と出会って
知らずにゲーム実況動画の相方として一緒にゲームをプレイすることになることで“花憐”
たちとはまた違った関係のズレを築く展開に苦笑。挿絵まで使ってトリックを仕込むとは。

“碧”からの助言を軽視した“歩”が、“亜玖璃”にあっさりと隠していたことがバレる
あたりから、そして「カウントダウン」が少しずつ進むところから湧き上がるワクワク感
といったらもうね。葵せきな 先生、素晴らしすぎます。こちらの続きも実に楽しみです。

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2017年10月04日

『やがて恋するヴィヴィ・レイン 4』

犬村小六 先生が贈る、恋と会戦の物語。第4巻は反体制勢力の下で本格的な活動を始めた
“ルカ”と、“ジェミニ”から求婚された“ファニア”の対称的な運命の行方を描きます。
(イラスト:岩崎美奈子 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094517019


“ルカ”に対する嫌がらせのためだけに“ジェミニ”と結婚することになる、その運命を
回避する術を持たない“ファニア”の悲痛な面持ちと心情。“ルカ”との約束を諦めよう
とする現実と、その約束にすがりたくなる僅かな理想に挟まれた彼女の様子が痛々しい。

一方、荒ぶる民衆を抑えながら反抗時期を見計る“ルカ”。私情を挟まない“ファニア”
からの嘘も見抜けずいじける彼を支える“アステル”の言葉。自身も持て余すやるせない
彼女の想いが一体どこに向かうのかも気になるところで。期限も迫っていることですし。

革命の歌に後押しされ、窮地を迎えつつも何とか“ファニア”の元に迫る“ルカ”たち。
“ヴィヴィ・レイン”に関する情報も入手し、幸せなひと時を味わえたかと思った矢先に
あの仕打ち。これはしんどい。運命の残酷さに打ちひしがれながら次巻の刊行を待ちます。

posted by 秋野ソラ at 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2017年10月03日

『たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語3』

サトウとシオ 先生が贈る無自覚最強ファンタジー。第3巻は豪華ホテルで住込みバイトを
することになった“ロイド”がホテル周辺で暗躍する陰謀へと知らぬ間に巻き込まれます。
(イラスト:和狸ナオ 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797393859.html


自然の景観と秘湯が売りのホテルを営む“コバ”が昔馴染みの“クロム”に助力を求める
きっかけとなる謎の連続昏睡事件。そこに白羽の矢が立ったのが偶然見知った“ロイド”。
女性陣の落胆も他所に、騒動を巻き起こす予感しかない楽しみ溢れるの導入部分が楽しい。

いざホテルに着いてみれば、頑張ろうとする“ロイド”の影で様々な立場の人間が思わぬ
誤解を招く行動で思惑を錯綜させる見事な話運び。話がどこへ転がるか読めないところに
“セレン”たちが思わぬおいしい目に遭うラッキースケベ要素を盛り込むのも抜け目なく。

最終的に“ロイド”が事態を丸く収めてくれる安心感を踏まえつつ、コンロン村が一枚岩
ではないことを示す場面を挟み込んでくることで彼だけでは収まりがつかない事態の訪れ
を予感させます。それにしても村長が仕込んだマッサージが気になって仕方がないです。

posted by 秋野ソラ at 00:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2017年10月02日

『七星のスバル6』

アニメ化が決定した、田尾典丈 先生が贈る革新的青春オンライン・ストーリー。第6巻は
失意に沈むスバルのメンバーを奮い立たせる、「七星」に込められた強い想いに迫ります。
(イラスト:ぶーた 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094516999


「弱さ」を痛感した“陽翔”たちを“希”が敢えて嫌な立ち位置から叱咤激励する場面が
いきなり印象的。そして語られる“エリシア”の秘密と「ユニオン」時代の過去が徐々に
繋がる大事な場面を「七星剣」が引き継いでいた挿話が胸を打ちます。この展開は秀逸。

〈無垢なる闇〉との厳しい戦いを予感させる局面で、現実世界との関わりを見せることで
スバルの面々が抱える覚悟、友情、思慕の強さが伝わってきます。色々と察している風の
“クライヴ”が覚醒を促すために打った一手が先々に効いてくれることを期待したい所。

突如訪れたグノーシス幹部“カイン”との死闘で色々と吹っ切った“陽翔”や、ポケット
から「アレ」を取り出して優しい表情を見せた“エリシア”とか、今巻も実に熱かった。
アニメ化を決めてますます盛り上がるであろう本作。次巻ももちろん楽しみであります。

posted by 秋野ソラ at 00:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル