2017年06月19日

『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜第三部「領主の養女W」』

香月美夜 先生が贈る大人気ビブリア・ファンタジー。第三部・4巻は新しい印刷機や紙の
開発に力を尽くす“ローゼマイン”、そんな彼女のことを思わしくない人物が来訪します。
(イラスト/椎名優 先生)

http://www.tobooks.jp/books/book_494.html
http://ncode.syosetu.com/n4830bu/
http://seiga.nicovideo.jp/comic/18228


そんな訳で組版印刷。“フェルディナンド”の絵も広める道を諦めない“ローゼマイン”の
姿勢が実を結ぶか興味津々。やらかすネタもないかと思えばまだまだ、楽しませてくれます。
“ブリギッテ”の服装が実を結んだことに加えて“ダームエル”も・・・と期待しておきます。

“ローゼマイン”の活躍がまさか“ダルア”と“ダプラ”の違いに苦悩する事態を招くとは。
“フェルディナンド”も進退を決める形となり、物事が動きつつあることを予感させます。
二人の色恋沙汰について言及する場面は今後どういった展開を招くのか大いに気になる所。

口絵でハリセンを持っていた“ローゼマイン”。何で? と思えばあの一発。あれはスカッ
としました。自分がヤツを張り倒したかったくらいで。身内の権力争いに巻き込まれていく
彼女は本作りに専念できるのか。そもそも自分の身は守れるのか。次巻が待ち遠しいです。

posted by 秋野ソラ at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2017年06月16日

『蜘蛛ですが、なにか? 6』

馬場翁 先生が「小説家になろう」で公開していた迷宮サバイバル・ストーリーの書籍版。
第6巻は“アリエル”たちとアラクネとなった“姫色”の呉越同舟な旅の様子を描きます。
(イラスト:輝竜司 先生)

http://kadokawabooks.jp/product/149/
http://ncode.syosetu.com/n7975cr/
http://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_KS11000007010000_68/


“姫色”への弟子入りを求めて突飛な行動に出る“ロナント”の斜め上な向上心に苦笑。
彼がだいぶ無茶をしてくれたことで改めて“姫色”がやってのけたことの凄さや大迷宮が
伝わりました。得たヒントをもとに大人しく後進の育成に務めていただきたいものです。

不信な爺さんを放置し、ついに行動を起こした並列意思たち。並列意思会話集でも見せた
違和感の正体に気付いた“姫色”がついに決断を下します。これには胸がスッとする思い
でした。ますますの強さを示す彼女を“アリエル”がどう判断したか、も見所の一つかと。

悩み多き“ソフィア”には“アリエル”、“メラゾフィス”には“姫色”が意外な手段で
道を指し示すことになり、勇者は勇者で前に進もうと努力しているし、で希望にあふれる
展開が多かったのが良かった。ただ、状況は未だ不穏なままなので次巻も目が離せません。

posted by 秋野ソラ at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2017年06月15日

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか12』

大森藤ノ 先生が贈る、一端の冒険者である少年と矮小なる女神が織り成す眷族の物語。
第12巻はファミリアに課せられた強制任務「遠征」に“ベル”たちが挑む顛末を描きます。
(イラスト:ヤスダスズヒト 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797392807.html


Lv.4となった“ベル”に“フェルズ”から示された戦う理由。ダンジョンアタックで目標
と定めた「下層」で目にする初めての風景や敵に期待や不安を織り交ぜながら進んでいく
彼らを、ある強化種の怪物が襲撃するところから想像以上の厳しさを目の当たりにします。

同行した“アイシャ”をも驚愕させる、敵の執拗で狡猾な戦闘スタイルに翻弄され続ける
“ベル”は一人窮地に。そこで出会った新たな異端児とのエピソードが彼の中にある軸の
ぶれを無くし、力と覚悟の強さを増していく描写に繋げる展開にはゾクゾクさせられます。

追い詰められる“アイシャ”たちの深まる絶望感を一気に払拭する“ベル”の急速に上り
つめた更なる圧倒的な強さが熱くて。12巻まで話を進めてまだここまで熱くさせてくれる
のかとただ脱帽するしかなく。それでいてまだ遠征は続くのだから期待せざるを得ません。

posted by 秋野ソラ at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2017年06月14日

『女神の勇者を倒すゲスな方法2 「返事がない、ただの聖女のようだ」』

笹木さくま 先生が贈る異世界勇者攻略譚。第2巻は城をも吹き飛ばす強力な魔法を放つ
聖女に立ち向かうため、“真一”は“リノ”をアイドルとして活動させる作戦に出ます。
(イラスト:遠坂あさぎ 先生)

http://ebten.jp/eb-store/p/9784047346796/


“クランクルム”枢機卿の秘蔵っ子、聖女“サンクティーヌ”。立ち居振る舞いは確かに
聖女そのものな彼女の闇にあたりをつけた“真一”だが、取り巻きが多くて“アリアン”
の時みたいなアプローチは仕掛けられない。そこで外郭を巻き込むのがアイドル活動です。

同世代の友達が少ない“リノ”の背景に、相変わらず“魔王”の親バカぶりが垣間見えて
微笑ましく、またアイドル活動を通じて人気を高めていく彼女が見せる心からの優しさが
ますます魅力を高めていく様子と、対称的な“サンクティーヌ”との描写が実に絶妙で。

容赦なく間違い続けた“サンクティーヌ”の言動に、慈悲なくゲスな対応で臨む“真一”。
彼女の末路がどうなるのか、が今巻の焦点であると共に“リノ”の物語でもあったかと
感じさせてくれる顛末でした。彼女の胸を突く動かす鼓動はどこへ向かうのか楽しみです。

posted by 秋野ソラ at 00:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2017年06月13日

『魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい? 2』

手島史詞 先生が贈る、不器用な魔術師と美少女エルフの共同生活を描く物語。第2巻は
襲撃してきた竜の少女を引き取ることで、子供ができたかのような新生活が始まります。
(イラスト/COMTA 先生)

https://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/726.html


当時の魔王候補の一人が、まさか竜の少女とは。敵愾心むき出しの“フォル”を余裕で
あしらう“ザガン”や優しい“ネフェリア”と共に過ごすことで徐々にほだされていく
様子も微笑ましいですし、何より二人の関係もよりモヤモヤした感じで実にこそばゆい。

冒頭から貧乏くじを引かされる“シャスティル”の前に現れた聖騎士長“ラーファエル”。
魔術師を500人以上も倒した彼は“フォル”の親の仇でもあるという。色々なことに直面
して悩む彼女を諭したのはやはり“ネフェリア”、同士とも言える2人の関係にも注目。

“ザガン”とも衝突する“ラーファエル”ですが、彼から告げられる様々な真実と真意に
読み手としても驚かされるばかり。誤解がここまで進むと流石にどうしようもないもので。
エピローグの顛末にも思わずニヨニヨ。“シャスティル”も報われてほしいなと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル