2019年12月12日

『お姉さん先生は男子高生に餌づけしたい。2』

朱月十話 先生が贈るラブコメディ。第2巻は“岸川”先生と水泳部、そして“杜山”先生
と吹奏楽部、徐々に関わりを増やしていく“涼太”の楽しく、変わりゆく日々を描きます。
(イラスト:HIMA 先生)

https://ebten.jp/p/9784047358423


“岸川”先生と“杜山”先生のタピオカチャレンジは圧巻。HIMA 先生、良い仕事されます。
餌付けされるだけではなく、先生たちのためにできることを日々模索していく“涼太”の
前向きな姿勢が少しずつ部の女子たちに受け入れられていく機微の変化も注目したい要素。

中でも“奈々海”との関係が急速に良好な方向へ改善されていく様子には“岸川”先生が
黙っていられない。そんな“涼太”愛あふれる彼女の様子はまさに可愛らしいさの権化。
そこへかつてのライバルである“日向”と教え子の“六花”が現れたことで事態は一変。

水泳に対する考え方の違いに思いつめる“岸川”先生と“奈々海”を慮って“杜山”先生
が打った一手、そして2人の気持ちに寄り添った“涼太”の優しさは惚れ惚れするばかり。
ライバル勝負の行方は彼が味わった最高の情景を見れば明らかで、羨まけしからん話です。

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2019年12月11日

『神童勇者とメイドおねえさん3』

上杉響士郎 先生によるコミック連載が始まった、望公太 先生が贈るファンタジー小説。
第3巻は“ノイン”の正体を追う“シオン”が自身の呪いと聖剣との関係を調査します。
(イラスト:ぴょん吉 先生)

https://mfbunkoj.jp/product/shindouyusha/321907000783.html


聖剣を吸収すれば呪いが和らぐ。しかし他人のを奪ってまで成し遂げたいとは思わない。
“ノイン”の狙いに食いつかない“シオン”の人の良さは奥ゆかしく、一方では歯痒く。
一方的な駆け引きに対して“シオン”が食いついてしまうかどうかの揺さぶりが絶妙で。

そんな中、王国内で広まりを見せる奴隷解放運動。貴族側の立場である騎士団の部隊長
“カミール”が主導するとあってどうもきな臭いのと、突如現れた奴隷商人“ドムル”
からのハーフエルフ売買が持ち掛けられたとあって“シオン”も黙ってはいられない。

酒の席でもあった通り“イブリス”の生き様、信条が見て取れる話が胸を熱くさせます。
奴隷の件が意外な形で物語を動かしていく鍵になっているのも見所。あのモンスターに
対する地位向上を図る点も興味深い。“ナギ”を始めとした可愛い素顔も見逃せません。

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2019年12月10日

『モンスター娘のお医者さん7』

祝・2020年アニメ化決定! 朗報の中で 折口良乃 先生が贈るモン娘診察奮闘記。第7巻は
墓場街での収穫祭の実施に向けて調整役を任される“グレン”の東奔西走ぶりを描きます。
(イラスト:Zトン 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/bookDetail/index/978-4-08-631340-7


意気揚々と提案した“モーリー”の収穫祭を阻む、吸血鬼の貴族“メルドラク”卿の存在。
そこへ“ティサリア”との婚約を楯に彼女の父“エフタル”から調整役を押し付けられる
“グレン”もお人好しが過ぎます。その“モーリー”が興味深い形で話に絡むのも要注視。

工房の出張店舗を任されて忙しい“メメ”を見舞う“グレン”が耳にした怪しい客の噂。
調べていくうちに収穫祭と意外な関わり、そして彼女の交友関係にも繋がっていく展開が
面白い。そして治療行為として彼女たちを施術する様子が相変わらずえちぃ感じで何より。

3人と婚約した“グレン”の豪儀ぶりもさることながら一歩引いた感じの“ティサリア”
に対して想いを込めたフォローをしたあの場面が印象的でした。3人で納まらない展開も
十分あり得えそう。アニメ化へ大いに期待しつつ、続刊を楽しみに待ちたいと思います。

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2019年12月09日

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (14)』

渡航 先生が贈る大人気ラブコメ。第14巻は迫るプロム、そして進級の時期を迎え“八幡”
や“雪乃”そして“結衣”が、改めて互いの人生の繋がり方を問いかける本編完結巻です。
(イラスト:ぽんかんG 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094517811


“陽乃”からの挑発的な言動。“平塚”先生からの叱咤激励。奉仕部の活動に終わりが
近付いてくるにつれ、それを受け入れる言動を見せる“八幡”、そして“雪乃”。しかし
自身の想いすら偽り、折り合いをつける2人の本心とは異なるのも理解し合う拗らせぶり。

“結衣”の希う気持ちを汲み、何より“八幡”が“雪乃”とどう関わりたいのかを言葉で、
態度で示した彼なりの男らしさが胸を熱く、それを受け止める彼女のそぶりが胸をキュン
とさせてくれます。2人の距離感を見届けてきたからこそ味わえる感情と言えるでしょう。

死ぬほどめんどくさい2人が難易度MAXの合同プロムを経て手にした新しい、かけがえの
ない1年間。納得した“結衣”が持ち掛けた相談は1年と言わず、ずっと続くだろうと
思うと胸に温かい感情がこみ上げてきます。まずは本編完結を心より祝いたいと思います。

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2019年12月06日

『魔石グルメ 4 魔物の力を食べたオレは最強!』

結城涼 先生が贈る王道ファンタジー。第4巻は鍛冶の聖地「バルト」を視察する“アイン”
が剣を新調したり、赤狐の動向を探ったりしながら自身の「器」について考えを巡らせます。
(イラスト:成瀬ちさと 先生)

https://kadokawabooks.jp/product/masekigurume/321904000798.html
https://ncode.syosetu.com/n0610eg/


置いてけぼりにされる“クリス”のへこんだ姿といい、一仕事終えた“アイン”をなかなか
迎えに行けない姿といい、実にいじらしい。その彼女が抱える悩みも見抜きアッと驚く形で
実現させてしまう彼がまた格好良いのなんの。彼女が口絵で示す言動を見せるのも納得です。

補佐官としてさらに“アイン”を手助けしようと前向きな姿勢を示す“クローネ”に対して
凝りもせず横槍を入れてくる「ハイム」。どう灸を据えるかある意味、楽しみではあります。
“エレナ”の気苦労を知る者がかの国に一人でもいれば、と思いますが・・・ご愁傷さまです。

初代陛下と戦い生き残ったとされる「ウパシカムイ」の再来。その対峙に“アイン”が臨む
活躍ぶりは相変わらず熱いものを見せつつ、そこから「器」に纏わる話と「プロローグ」の
情景が一気に彼の命運に繋がっていく話運びは興味深く、続きがより楽しみでなりません。

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2019年12月05日

『bella peragrina. カワイイ天狼(オル)の育てかた。2』

山下泰昌 先生が贈る異世界最強ペアラブコメディ。約1年ぶりとなる第2巻は“雅文”が
エンジェル・ライドの免許取得に向けて“オル”と再びペアを組むまでの顛末を描きます。
(イラスト:6U☆ 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4815601041.html


諸々の事情を勘案して養成学校を日本に作り“雅文”を通わせる配慮は“オル”にとって
絶好の好機、かと思えばまさかのマッチング失敗。最高速度を叩き出せるペアだったはず
なのに、という謎は明かされぬまま新登場の“ミミ”にお株を奪われる“オル”が可哀想。

トロいノロいとバカにされてきた“ミミ”に対して、勝つための活路を見い出そうとする
“雅文”の考え方は尊敬に値するものがあります。姉がその彼にお熱なのが気に入らない
“エル”に甘言で近寄る“里美”の思惑が物語を意外な方向に動かすのが喜劇的で面白い。

“オル”と“雅文”がペアを組めなくなった理由は何か。最終試験に“雅文”は誰と組み
どんな結末を迎えるのか。恋もライドも様々なレースの行方が気になる話運びは見所かと。
彼の想いを踏まえた上で何かと可愛い“スキム”に頑張ってほしいと願う今日この頃です。

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2019年12月04日

『世話好きで可愛いJK3姉妹だったら、おうちで甘えてもいいですか?』

はむばね 先生が贈る新作はくすぐったい同棲ラブコメディ。忙しい日々を過ごす会社員が
出会った家出3姉妹となし崩し的に共同生活を始めることで変化していく日常を描きます。
(イラスト:Twinbox 先生)

https://fantasiabunko.jp/product/201911jk3shimai/321907000767.html
https://kakuyomu.jp/works/1177354054891229164


家出少女を泊めてくれる人をWeb掲示板などで探す「神待ち」。同じ会社でアルバイトを
している“伊織”がその行為をしている場面に直面した“春輝”は彼女の妹たち“露華”
“白亜”も同じことをしていると知り、酒の勢いもあって自宅に泊める提案をするが──。

“春輝”に対して体を許すのもやぶさかではない言動を見せる3姉妹。オタクでヘタレな
社畜の“春輝”は誘惑に屈することも無く、むしろ愚行を諭す紳士ぶりを示す様はまさに
物語の主人公。Twinbox 先生が描く女性陣の可愛らしさも相まって羨ましさが炸裂します。

同棲生活で3姉妹との距離感も縮まり生活にも張り合いが出る“春輝”。しかし彼女らが
家出をした理由に触れずにい続けるのも限界があります。その決定的瞬間を目にした彼が
彼女たちにできることは何か。甘い生活の分岐点、更にその先を見届けてほしい一作です。

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