2017年07月05日

『モンスター娘のお医者さん3』

折口良乃 先生が贈る、コミカライズ企画進行中なモン娘診察奮闘記。第3巻は“スカディ”
が式典中に倒れてから大手術に至るまでの彼女の苦悩や“グレン”たちの奮闘を描きます。
(イラスト:Zトン 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/bookDetail/index/978-4-08-631188-5


“スカディ”の僅かな変化に気付くも一歩遅れた“グレン”。しかし治す気がない彼女、
それを見て歯噛みする主治医にして師の“クトゥリフ”、共に説得して世紀の大手術に
臨もうとする彼の熱意は高いものの、人材不足、機材不足の問題が立ちはだかります。

鍵を握る人物の一人が“アラーニャ”。彼女の本質が露呈する終盤、友情と愛情が交錯
するやりとりは大人の色気にあふれております。もう一人、サイクロプスの“メメ”は
“グレン”の荒療治にほだされ、仕事を成し遂げる様子が挿絵と相まって実に印象的。

竜種の心臓に巣食う腫瘍は取り除けるのか。そもそも“グレン”は“スカディ”を説得
することができるのか。「リンド・ブルム大手術」の手に汗握る緊張感と思いも寄らぬ
結末を、ぜひ読んでご確認あれ。そしてコミカライズ企画を共に応援していただきたい。

posted by 秋野ソラ at 00:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2017年07月04日

『ラノベのプロ!2 初週実売1100部の打ち切り作家』

望公太 先生が贈るラノベ作家青春ラブコメ。第2巻は幼なじみの関係を超えた“陽太”と
“結麻”の葛藤に加え“小太郎”を襲う業界の不条理に対する苦悩、その顛末を描きます。
(イラスト:しらび 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321608000727


“結麻”を意識するあまり動揺が隠せない“陽太”。事あるごとに自爆する二人が何とも
微笑ましいですし、羨ましい。あれやこれやと彼を支える彼女の答えはぜひ読んでご確認
いただくとして今回も業界を取り巻く中でも何かと話題な「打ち切り」に触れていきます。

“小太郎”の新作が売れ行きに伸び悩み、早々に打ち切りを宣告してきた編集部。原因は
色々と考えられますが、何が悪い、誰が悪い、と決めつけることはできないものの業界の
現実を垣間見る上でも読んでおいて損はないと感じました。ラノベ作家志望の方は特に。

打ち切り回避のために研究を重ねる“陽太”。彼の姿勢に合わせられなかった“小太郎”
が選んだ選択肢も「作家」としてどう在り続けるかを問いかける厳しい一面を見せます。
一部始終を見届けた彼の対応も含め、ぜひ読んで確かめてほしい作品だと強く感じました。

posted by 秋野ソラ at 00:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2017年07月03日

『弱キャラ友崎くん Lv.4』

屋久ユウキ 先生が贈る人生攻略ラブコメ。第4巻は二学期に入り球技大会間近のクラスを
見て課題を与える“日南”と、答えに向け試行錯誤する“友崎”の新たな関係に注目です。
(イラスト:フライ 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094516838


球技大会にやるきを見せない“紺野”たちをその気にさせる──。“日南”から出された
課題への解決策も自分なりに探すことになる“友崎”。彼の言動にレベルアップしている
感を見せつけられて、昔の自分と比較して打ちひしがれるような思いをついつい抱いたり。

そんな中、ある理由から学校をサボる“中村”への解決策で考え方が分かれる“日南”と
“泉”。合理性と非合理性、対称的な二人の様子がそのまま“友崎”の本当にしたいこと
を深掘りさせる話の流れが印象的。“日南”を打ち負かすにはまだ武器が足りないですが。

“菊池”の助言なども参考にしながらよく“紺野”をその気にさせたな、と感心した所で
彼女の意思が悪意に繋がるとは。女子の間で形成される独特の世界観に慄くと共に、悪化
していくクラスの雰囲気を「彼女」は覆すことができるのか。“友崎”の教えに注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2017年06月30日

『私、能力は平均値でって言ったよね!(5)』

FUNA 先生が贈る異世界転生ファンタジー。第5巻は遂に“マイル”の祖国へ「赤き誓い」
の面々が来訪。彼女と突然に別離した“マルセラ”「ワンダースリー」の反応は如何に。
(イラスト:亜方逸樹 先生)

http://www.es-novel.jp/booktitle/24heikinchi5.php
http://ncode.syosetu.com/n6475db/
http://comic-earthstar.jp/detail/noukin/


冒険者としての実績、そして報酬を求めて助けた商隊を契機に王都へ、エクランド学園へ
再び訪れることができた“マイル”。彼女の珍しいわがままに付き添いコッソリ潜入した
学園で早速捕まる「赤き誓い」。“マルセラ”のアデルシミュレーターがすごいの一言。

“アデル”ないし“マイル”に対する絆というか愛というか、それぞれが抱く想いの強さ
を競うことになるとは思ってましたがここまでとは。彼女の王都における扱いも結構無視
できない立場に置かれていて、今回は一定の決着がつきましたけど今後も何かありそう。

宿屋トラブルを解決した件にも関わりますが、“マイル”たちの恋愛観もしくは結婚観が
どう醸成されるのか気になる所。あと“ファリル”がとても可愛いので 亜方 先生の挿絵
と共にぜひご堪能あれ。次巻は獣人というキーワードに焦点が集まりそうなので注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2017年06月29日

『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.14』

聴猫芝居 先生が贈る、残念で楽しい日常≒ネトゲライフ。第14巻は“英騎”の母に“アコ”
とのお付き合いが知られ、連れてくるよう厳命されたことであたふたすることになります。
(イラスト/Hisasi 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-892952-3/


“英騎”のことを“ルシアン”と呼んだり、嫁だと公言する“アコ”の姿勢を改めて矯正
しようとアレコレ手を打つも、予想通り彼女らしさを崩さない顛末が面白い。メンバーの
名前を呼び合うゲームの余波で思わぬとばっちりを喰らう彼もうらやまけしからん限り。

“英騎”の母が“アコ”に負けず劣らずのコミュ障ぶりを発揮してくれて、妙な顔合わせ
となりましたがあっさりと済ませて拍子抜け・・・と思いきや、後々まで引っ張って印象深い
場面を母親が魅せてくれたので素敵でした。“アコ”にとっては災難でしかないですけど。

サバイバルゲームをしたりする中で“秋山”がいろいろとはっちゃけてきたのも面白くて
“ルシアン”たちのチームにいよいよ染まってきたな、と感じさせてくれます。ひとまず
母親からの公認を得たところで次は修学旅行。これはまた騒がしくなりそうで楽しみです。

posted by 秋野ソラ at 00:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル