2017年10月27日

『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました4』

ドラマCD付き限定特装版の刊行が決定した、森田季節 先生の異世界アットホームコメディ。
第4巻は子供になり、里帰りに同行し、謎の会議に招待され、と“アズサ”は大忙しです。
(イラスト:紅緒 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797392968.html
http://www.ganganonline.com/contents/slime/
http://ncode.syosetu.com/n4483dj/


“ファルファ”と“シャルシャ”に、どころか二人を引き取る気満々の“ベルゼブブ”にも
子供扱いされる“アズサ”がまた可愛い。“ペコラ”もナイス・アシスト。ブルードラゴン
の集落で“ライカ”が見せた珍しいワガママな気持ちが次へと報われることを期待したい所。

吟遊詩人の件はV系バンドにも思い入れのある先生ならではのお話。自分のやりたいことを
貫くのか、それとも妥協して折れるのか。“スキファノイア”の生き様は胸を打つというか
抉るものがあるかも。魔界で“ハルカラ”にもライバル登場で、こちらにも一波乱ありそう。

「高原の魔女」とはまた違った二つ名を得てしまった“アズサ”の商魂たくましさとともに
「世界精霊会議」で聖人のような精霊に出会った彼女が味わうひとときの堕落に思わず苦笑。
最近、母性を求める世の流れが来てますか!? ということで次巻はどんな話が飛び出すやら。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2017年10月26日

『出会ってひと突きで絶頂除霊!』

『二度めの夏、二度と会えない君』の 赤城大空 先生が贈る新作は、秘孔を突き絶頂と昇天
を相手に与える呪いの力を授けられた少年の苦悩を描く、ちょっぴりエッチな退魔活劇です。
(イラスト:魔太郎 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094516548


都立退魔学園で成績最下位を突き進む“晴久”には秘密がある。ある日“美咲”の式神が
暴れている所を快楽眉孔を突いてイカせて鎮めてしまう。秘密を知られた彼は、彼女にも
意外すぎる秘密があることを打ち明けられ、チームを組むことを提案されるのだが──。

“美咲”の表紙絵が示す意味も分かり、同じくチームを組むことになる“葵”の退魔能力
もアレなことが分かって三者三葉の際どさで印象付けてきます。呪いの力を克服するため
出世を目指す彼女も案外ポンコツで可愛いけどホントに大丈夫か? とハラハラさせます。

乳避け女の噂を探る退魔師の仕事に携わることで、これまた想定外の真犯人と強力な怪異、
そして絶頂除霊の思いがけない可能性を見せてくる話運びがふざけているかのようで絶妙。
“晴久”の幼馴染“楓”が示す厳しさの裏も上手く魅せており侮れない面白さがあります。

posted by 秋野ソラ at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2017年10月25日

『魔王の娘を嫁に田舎暮らしを始めたが、幸せになってはダメらしい。』

手島史詞 先生が贈る新作は魔族たちと人間たち、二大勢力に分かれたファンタジー世界で
魔王の娘と魔王軍の少年騎士が、一筋縄ではいかないスローライフを送る顛末を描きます。
(イラスト:玖条イチソ 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797393378.html


過保護に育てられた“アストリッド”は魔王の娘なのに魔族が苦手。それを克服させるため
人間の村で彼女と夫婦として過ごすよう命じられた“カズキ”は「間違いを犯せば極刑」と
断言する魔王に、自身が抱く淡い想いを秘めながら想い人との同居生活に臨むのだが──。

女神の遺産が眠るという湖を調査する、という名目で人間たちの村に移住した“カズキ”が
煩悩を抑えようとする葛藤、“アストリッド”が人見知りを治そうとする努力は微笑ましい
ものがあります。彼女も彼に対して満更でもない感情を抱いているのだから悩ましい所で。

ライバルとなる勇者の“アスマ”と“ミラ”も「もうくっついちゃえよ」と言わんばかりの
やりとりを見せてくるので“カズキ”が殴るのも納得。彼らとの出会いに込められた思惑、
女神の遺産に隠された秘密、“アストリッド”の思わぬ成長など、色々と気になる物語です。

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2017年10月24日

『陰キャになりたい陽乃森さん Step1』

岬鷺宮 先生が贈る新作は、スクールカーストの上位に位置する陽キャ(陽気な性格の人々)
と下位に位置する陰キャ(陰気な性格の人々)の異文化交流と衝突を描く青春ラブコメです。
(イラスト/Bison倉鼠 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-893402-2/


批評系ブログを運営する“鹿家野”。イラストを描くのが好きで同人誌も頒布する“因幡”。
刺繍が好きな“透子”。3人が所属する地域文化研究部は「陰キャ部」と呼ばれる安住の地
のはずなのに、陽キャの象徴たる“陽乃森”が突然「陰キャになりたい」と迫ってきて──。

容姿端麗でモデルも務める“陽乃森”に「陰キャ」とは何か、を教えなくてはならなくなった
“鹿家野”たちの事情は読んでご確認いただくとして。少しもブレない彼女の生まれながらな
「陽キャ」ぶりに陽キャ部の面々が逆にあてられてしまうエピソードの数々に思わず苦笑い。

しかし、ある日を境に突如その目的を果たしてしまう“陽乃森”。以前と正反対の姿を見て
陰キャ部の面々が「これで良かったのか」と自問自答する中で“鹿家野”が見出す落とし所に、
恥ずかしい独白に、そして心臓が止まるかのような顛末にご注目。続きが気になる作品です。

posted by 秋野ソラ at 00:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2017年10月23日

『幼馴染の山吹さん』

「第22回電撃大賞」から拾い上げでデビューする 道草よもぎ 先生が贈るのは青春ラブコメ。
疎遠となった幼馴染の美少女に掛けられた謎の「青春の呪い」に挑む少年の想いを描きます。
(イラスト/かにビーム 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-893396-4/


幾度の告白を断り続ける“灯里”は美少女で、恋愛感情に疎いことも自覚する“喜一郎”の
幼馴染。男子たちの逆恨みな感情を呪いとして受け止めさせられた彼女が解放される唯一の
方法が「青春ミッション」なる試練をこなすこと。それも、今まで疎遠だった彼と共に──。

“灯里”も辛抱たまらんと豪語する呪いの精霊“小春”を始めとして、かにビーム 先生が
描く女性陣の可愛いことこの上ない。理不尽な呪いを受けた“灯里”が“喜一郎”とともに
こそばゆい青春の1ページを、そして淡い気持ちを胸に綴っていく様子が何とも微笑ましい。

青春を謳歌し始めた“灯里”の呪いを解消する代償がまたえげつない。ここで“喜一郎”が
彼なりの男らしさを見せるところから、解消に至るまでの過程をフラッシュバックしていく
ラストへの怒涛の展開は圧巻。二人の青春の行方をぜひ見届けてほしい、お薦めの作品です。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル