及川輝新 先生が贈る、飲み友達の社会人ラブコメ。第2巻は“春”が“悠”に向ける想い
に対して、彼はどう向き合い答えを返すのか。人生の転機を交えつつ事の次第を描きます。
(イラスト:Enuni 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/322602000169.html 】
“春”は覚悟完了と言える一方、“悠”はまだ気持ちの踏ん切りがつかない難しいお年頃。
そんな中でも暑い夏を酒と共に満喫できる様々な場面を堪能する2人の様子は練度が高い。
いつ恋人同士となるのか、その瞬間が待ち遠しくなる甘い雰囲気を見守りたくなる展開で。
“悠”が会社員となり、新人から成長した証として迎える一つの節目。現状でいいのかと
漠然とした悩みを抱く彼の気持ちには共感を覚えると共に、この時機に別の選択肢を示す
「元共犯者」の登場がまた心憎い演出で。彼だけでなく“春”も気を揉むのは当然の流れ。
自分が自分らしく居られる場所はどこに在るのか。苦い経験をしてきた“悠”だからこそ
自分を見つめ直し、自分らしい決断を下せた彼の気概を見届けることが出来て嬉しいです。
苦戦が続く社会人ラブコメの完結を名残惜しく受け止めつつ、次回作の展望に期待します。
2026年07月24日
2026年07月23日
『先生、今日から同い年ですね?2』
岩柄イズカ 先生が贈る、強制若返り焦れ甘ラブコメ。第2巻は小学生になってしまった
肉体に精神が引っ張られていくことへ危機感を覚えた“悟”がとある秘策に打って出ます。
(イラスト:まるろ 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/322602000167.html 】
“くすり”を「くすりお姉ちゃん」と呼んでしまうほどの精神退行ぶりに戸惑う“悟”の
戸惑う様子もさることながら、それを見た彼女のお姉さんムーブも見ていて実に面白くて。
この状況に流されることなく30代男性の意地と気概で踏ん張れるのが彼らしくもある訳で。
“つづり”が恋愛小説を書くモデルとして求めた「体は子供でも中身は大人」な人物像に
見事に合致する“悟”と出会い、その所作も含めて思慕を募らせる姿は微笑ましくもあり、
先を思えば切なくもあり。“くすり”との好敵手ぶりもラブコメ全開の展開で楽しめます。
“こころ”が隙を突くようなアピールをする所に抜け目の無さを感じつつ、最後はやはり
“悟”が大人として対応することになるのが本作らしい落とし所。などと油断していると
“くすり”に新たな試練の兆し、かつ「あの人」も乗り出してきそうで続きに要注目です。
肉体に精神が引っ張られていくことへ危機感を覚えた“悟”がとある秘策に打って出ます。
(イラスト:まるろ 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/322602000167.html 】
“くすり”を「くすりお姉ちゃん」と呼んでしまうほどの精神退行ぶりに戸惑う“悟”の
戸惑う様子もさることながら、それを見た彼女のお姉さんムーブも見ていて実に面白くて。
この状況に流されることなく30代男性の意地と気概で踏ん張れるのが彼らしくもある訳で。
“つづり”が恋愛小説を書くモデルとして求めた「体は子供でも中身は大人」な人物像に
見事に合致する“悟”と出会い、その所作も含めて思慕を募らせる姿は微笑ましくもあり、
先を思えば切なくもあり。“くすり”との好敵手ぶりもラブコメ全開の展開で楽しめます。
“こころ”が隙を突くようなアピールをする所に抜け目の無さを感じつつ、最後はやはり
“悟”が大人として対応することになるのが本作らしい落とし所。などと油断していると
“くすり”に新たな試練の兆し、かつ「あの人」も乗り出してきそうで続きに要注目です。
2026年07月22日
『#ラブコメ好きとこっそり繋がりたい』
「さんかくのアステリズム」「ホヅミ先生と茉莉くんと。」等の 葉月文 先生が贈る新作。
他人の恋を見守りたい少年と少女が協力してラブコメイベントを満喫する様子を描きます。
(イラスト:内藤マーシー 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/lovesuki/322511000384.html 】
“音羽”は姉の少女漫画に影響を受けて「推しの幸せを見守る壁になる」願望を実生活で
実践する公言し難い嗜好の持ち主。ある日、友人が告白する大事な場面を見守る彼同様に
クラスメイトの“星園”も告白を見届ける姿を見て同志と知り、彼は友好を深めるが──。
“音羽”が恋心の背を押した後「一番大事な瞬間は二人だけのもの」と気を遣う点からも
彼が「壁」になることを心から望んでいるのが伝わる徹底ぶり。彼と共感した“星園”も
双璧をなす推し方で楽しんでいる様子が実に微笑ましい。色々と山谷はあるようですけど。
“星園”がとある評価を下す際に「こういうのでいいんだよ」と伝える言葉がまさに本作
を読み終えた時に思い浮かぶ感想でもあって。ラブコメ好きな諸氏に向けて 葉月 先生の
伝えたい想いが詰まった、先生らしい物語でありました。これはぜひ続きが見たい所です。
他人の恋を見守りたい少年と少女が協力してラブコメイベントを満喫する様子を描きます。
(イラスト:内藤マーシー 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/lovesuki/322511000384.html 】
“音羽”は姉の少女漫画に影響を受けて「推しの幸せを見守る壁になる」願望を実生活で
実践する公言し難い嗜好の持ち主。ある日、友人が告白する大事な場面を見守る彼同様に
クラスメイトの“星園”も告白を見届ける姿を見て同志と知り、彼は友好を深めるが──。
“音羽”が恋心の背を押した後「一番大事な瞬間は二人だけのもの」と気を遣う点からも
彼が「壁」になることを心から望んでいるのが伝わる徹底ぶり。彼と共感した“星園”も
双璧をなす推し方で楽しんでいる様子が実に微笑ましい。色々と山谷はあるようですけど。
“星園”がとある評価を下す際に「こういうのでいいんだよ」と伝える言葉がまさに本作
を読み終えた時に思い浮かぶ感想でもあって。ラブコメ好きな諸氏に向けて 葉月 先生の
伝えたい想いが詰まった、先生らしい物語でありました。これはぜひ続きが見たい所です。
2026年07月21日
『楽園ノイズ8』
杉井光 先生が贈る青春バンドストーリー。第8巻はPNOが注目を集め稼げるようになった
“真琴”が2度目の文化祭を目前とする学校に在籍し続ける意味を自問自答していきます。
(イラスト:春夏冬ゆう 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/322512000235.html 】
“拓斗”の急な呼び出しで学校を休んでも親に咎められず、“伽耶”が文化祭で参加する
朗読劇に“凛子”たちが劇伴を付けようとすれば先生方から「騒ぎになる」と咎められて、
“真琴”が高校中退するのは既定路線・・・みたいな流れを何とかしたくなる今巻の話運び。
鍵となるのは朗読劇の作中作。“伽耶”を題材に「竹取物語」をアレンジした物語を綴る
彼女の友人“悠麻子”が、“真琴”に高校生としての今を過ごす意義に気づかせてくれた
顛末は救いにも似て。彼が彼女に終わらせ方を問うことを楽しいと言った独白が嬉しくて。
“真琴”が学校案内パンフレットの撮影に協力した気紛れの理由。その奥底にあるものが
ラストで結実できたのは生徒会長の存在も寄与していたことも印象深くて。例のお誘いを
断った彼に“朱音”が訳知り顔で笑う姿も実際に見てみたいくらいで。続きも楽しみです。
“真琴”が2度目の文化祭を目前とする学校に在籍し続ける意味を自問自答していきます。
(イラスト:春夏冬ゆう 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/322512000235.html 】
“拓斗”の急な呼び出しで学校を休んでも親に咎められず、“伽耶”が文化祭で参加する
朗読劇に“凛子”たちが劇伴を付けようとすれば先生方から「騒ぎになる」と咎められて、
“真琴”が高校中退するのは既定路線・・・みたいな流れを何とかしたくなる今巻の話運び。
鍵となるのは朗読劇の作中作。“伽耶”を題材に「竹取物語」をアレンジした物語を綴る
彼女の友人“悠麻子”が、“真琴”に高校生としての今を過ごす意義に気づかせてくれた
顛末は救いにも似て。彼が彼女に終わらせ方を問うことを楽しいと言った独白が嬉しくて。
“真琴”が学校案内パンフレットの撮影に協力した気紛れの理由。その奥底にあるものが
ラストで結実できたのは生徒会長の存在も寄与していたことも印象深くて。例のお誘いを
断った彼に“朱音”が訳知り顔で笑う姿も実際に見てみたいくらいで。続きも楽しみです。
2026年07月20日
『歌姫を殺したい』
来述延 先生の「第32回電撃小説大賞・金賞」受賞作。友だちも作らずに作曲活動を続ける
少年が手応えを感じられず悶々と日々を過ごす中で訪れた転機に葛藤する顛末を描きます。
(イラスト:熊野だう 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/utahime/322510000727.html 】
何者かになりたくて曲を作り、公開してはしっくりこない何かを苦痛とも感じる“間原”。
同じ高校生で歌姫と名高い“ニーナ”に憧憬と嫉妬を抱く彼が彼女のグッズが付いた鍵の
持ち主である少女“蛯川”と出会い、同じ歌姫好きだと知った勢いで友だちとなるが──。
友だち付き合いの経験が互いに浅い“蛯川”と“間原”が距離を縮めていく微笑ましさと
共に秘密を抱えていることで気まずくなったりもするもどかしさがいかにも青春な雰囲気。
それが明かされることで彼の心に劣等感の深い影を落とすことになる展開は気を揉みます。
“間原”の音楽に足りない「何か」。それに気づかせてくれた“蛯川”を傷つけることに
なっても補う一歩を踏み出せるか。悩み続けた先に選んだ彼の選択は見届ける意義のある
結末を魅せてくれたと感じます。2人らしい距離感で約束が果たされることを期待します。
少年が手応えを感じられず悶々と日々を過ごす中で訪れた転機に葛藤する顛末を描きます。
(イラスト:熊野だう 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/utahime/322510000727.html 】
何者かになりたくて曲を作り、公開してはしっくりこない何かを苦痛とも感じる“間原”。
同じ高校生で歌姫と名高い“ニーナ”に憧憬と嫉妬を抱く彼が彼女のグッズが付いた鍵の
持ち主である少女“蛯川”と出会い、同じ歌姫好きだと知った勢いで友だちとなるが──。
友だち付き合いの経験が互いに浅い“蛯川”と“間原”が距離を縮めていく微笑ましさと
共に秘密を抱えていることで気まずくなったりもするもどかしさがいかにも青春な雰囲気。
それが明かされることで彼の心に劣等感の深い影を落とすことになる展開は気を揉みます。
“間原”の音楽に足りない「何か」。それに気づかせてくれた“蛯川”を傷つけることに
なっても補う一歩を踏み出せるか。悩み続けた先に選んだ彼の選択は見届ける意義のある
結末を魅せてくれたと感じます。2人らしい距離感で約束が果たされることを期待します。