2017年05月19日

『いづれ神話の放課後戦争〈ラグナロク〉6 ─魔眼の王と女神覚醒─』

なめこ印 先生が贈る学園ヒロイックバトルサーガ。第6巻は最終決戦を前に女性陣からの
想いを受け止める“雷火”が思いも寄らぬ真実を告げられ人生最大の岐路に立たされます。
(イラスト:よう太 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321612000732


“ブリュンヒルデ”からの告白の理由を聞いてしまうあたり、いかにも“雷火”らしいと
言うか何というか。“シャロ”との交互デートがもうこそばゆくてたまらない。他にも
“マリア”など大小あれど好意と行為を寄せられていて、“雷火”爆発しろ案件でした。

神話代理戦争の終わりが見えてきた、その時に“國崎”ではなく“天華”が“雷火”たち
の前に現れた理由。戦いが終わった後、どうするのか。直前になって自問自答する破目に
陥った彼に更なる厳しい事実が突き付けられる、という何とも不遇としか言いようがない。

最終局面にして仲間にあっさりと「毒」を飲ませてくるあたりは“雷火”にも考えあって
のこととは思っておりましたが、ここまで吹っ切れてくれるとは。“ブリュンヒルデ”の
物語でもあったかな、と思いつつココから次へどう繋いでいくのかが気になるところです。

posted by 秋野ソラ at 00:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2017年05月18日

『自称Fランクのお兄さまがゲームで評価される学園の頂点に君臨するそうですよ?』

三河ごーすと 先生が贈る新作は学園ゲーム系頭脳バトル・ストーリー。裏世界のゲームで
最強を誇る少年が突如引退を決め、普通の学園生活を送るべくふるまおうとする物語です。
(イラスト:ねこめたる 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/1532


小学校卒業までの学歴しかない“紅蓮”は裏世界の「遊戯」で知り合った“創芽”が運営
する「私立師子王学園」への入学にこぎつける。だがそこは勝負事で全てが決まる異様な
高校。過去を捨てた彼には不愉快な話だったが、構わず青春を謳歌しようと振舞う──。

兄のことが好きすぎる“可憐”の異常さで軽くジャブを打ってきたかと思えば、いきなり
クラス内でイカサマな賭けで身を落とそうとする級友の姿を見せつけてくる衝撃的な導入。
我関せず、非情に努めようとする“紅蓮”がそこに肩入れする所に彼の本質を垣間見ます。

裏世界に身を置いていた“紅蓮”からすれば児戯に等しい学園内の賭け事と、その敗北で
背負う代償が見合わないと判断した彼が見せる本気が圧倒的で空恐ろしさを感じさせます。
彼を勝負事に引き戻そうとする数多の思惑に打ち勝てるのか、先行きが気になる所です。

posted by 秋野ソラ at 00:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2017年05月17日

『アイドル稼業、はじめました!』

岩関昂道 先生が贈る新作は、好きになった若手女優と再会すべく芸能界入りを決めた少年が
女子アイドルグループとして業界の荒波に揉まれるガール・ミーツ・ガールストーリーです。
(イラスト/こうましろ 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-892823-6/


高校生となり、朝の公園で偶然知り合った名も知らぬ少女に想いを寄せる“利生”。ある日
彼女が女優の“あおい”だと知り、早速オーディションに臨む彼はその芸能事務所の社長に
仕向けられたある物が原因で女の子になってしまう。彼は社長の元へ直談判に向かうが──。

何の因果か“リセ”として“みつき”や“兎”と共に女の子としてアイドル活動を始める
“利生”が、“あおい”と急接近する境遇を得たかと思えばイケメン俳優から不倫相手と
ウソの会見で嵌められたを知り、撤回させるべく業界の闇と戦っていく話運びが予想外。

明らかに怪しい俳優“亜蘭”を追究しようと伝手を得たかと思えば手のひらを返され次第に
悪役のような立ち位置に追い込まれる“リセ”に救いの道はあるのか。“利生”の想いは
“あおい”に届くのか。緊張感あふれるアイドル稼業の顛末をぜひご確認あれ。お薦めです。

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2017年05月16日

『おいしいベランダ。 2人の相性とトマトシチュー』

竹岡葉月 先生が贈る大好評・園芸ライフラブストーリー。第2巻はお隣さんの園芸男子
“葉二”から突然の交際宣言を受けた“まもり”の振り回されまくる新生活を描きます。
(イラスト:おかざきおか 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/sp/201607veranda/


「じゃあもうこのさいだ栗坂」「なんです?」「つきあうか」・・・キュンキュンするわコレ。
いつの間にか“葉二”の庭の菜園で採れたものを使った料理で食卓を共にする仲になった
二人が一足飛びに恋人同士の関係となって読み手としても驚かされるばかりの出だしです。

そこへ“葉二”の出張中に合鍵を持たされた“まもり”が甥御である“北斗”とばったり
遭遇することで、“葉二”の家族関係や新しく見えてきた価値観などを垣間見ることにも
繋がり興味深いものがあります。普段は窺い知れない“まもり”に対する真剣さ、とかも。

対する“まもり”は相変わらず意地悪なところは変わらない“葉二”の様子に一喜一憂する
上にちょっとしたすれ違いを引き起こしますが、その要因を彼から説明されると「確かに」
と言わざるを得ない訳で。まだ余裕な彼の姿勢を彼女は崩すことが出来るか、楽しみです。

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2017年05月15日

『夜桜荘交幽帳 さよならのための七日間』

井上悠宇 先生が贈る新作は、死後の裁判で地獄行きと決まった姉の幽霊と再会させてくれた
鬼から無実を証明するために閻魔帳作りを持ちかけられる少年の数奇な運命を描く物語です。
(イラスト:こずみっく 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/product/321611000621/


明朗快活で人気者な姉とは対称的に内向的で地味な“春馬”。交通事故で死んだ姉の手紙に
導かれて訪れた夜桜荘にて、鬼の“薄録”から姉の地獄行きが決定したと教えられる。姉の
吐いた嘘が鍵となるため調べる必要があるが、姉からはなぜか協力できないと言われ──。

閻魔帳の提出期限は七日間。なのにもう一冊「別の閻魔帳を作ってみろ」と促す“薄録”。
無実を信じて足掻く「人の苦しむ様が見たい」と嘯く“薄録”の真意が掴めぬまま夜桜荘の
幽霊たちと“春馬”が交流し、彼ら彼女らが断じられた罪を追究し、次々に救っていきます。

それぞれが抱える「罪」の意味に驚かされたり、共感したりを経て、やがて迎える七日目。
姉の嘘に込められた想いは何か。姉の想いを“春馬”はどう受け止めるのか。そもそも姉の
無罪は成立するのか。思わずグッとくる結末はまさに見どころ。オススメできる一冊です。

posted by 秋野ソラ at 00:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル