2017年09月13日

『魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい? 3』

手島史詞 先生が贈る、不愛想魔王と箱入りエルフによるラブコメファンタジー。第3巻は
“ネフィ”に似た少女の襲撃、“ザガン”を招待する魔王の登場が新たな騒動に繋がります。
(イラスト/COMTA 先生)

https://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/743.html


「私は、お前だ──呪われネフェリア」黒い“ネフィ”こと“ネフテロス”の捨て台詞が
意味するところは魔王“ビフロンス”から告げられます。彼女を見て少しも“ネフィ”と
感じない“ザガン”が見せる深い愛は今巻も健在。しかも攻めの姿勢も魅せてくれます。

“シャスティル”らが持つ「聖剣」、“ザガン”たちが持つ“魔王の刻印”、更には過去
存在したとされる“魔族”。ここに“ネフィ”の抱える秘密が加わって一つの線を結ぶ。
それを語る“ビフロンス”の人を食うような言動が気に障ると思えばとんでもない余興が

“ネフテロス”に示した“ザガン”なりのお礼。“ビフロンス”に対してしっかり約束を
果たした今回の戦いの落としどころが実に爽快。“ネフィ”も彼の横に立つ身として一つ
成長を見せてくれました。“バルバロス”もいい味だしてるので頑張っていただきたい。

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2017年09月12日

『精霊幻想記 8.追憶の彼方』

北山結莉 先生が贈る異世界転生譚。第8巻は“リオ”の前世について期待と疑念を抱く
“美春”のもどかしさを他所に、勇者“沙月”と面会する機会が着々と整っていきます。
(イラスト/Riv 先生)

https://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/740.html
http://ncode.syosetu.com/n1094bz/
https://hobbyjapan.co.jp/comic/series/seireigensouki/


正体に気付いた“フローラ”の確信を何とか退けた“リオ”ですが、“美春”はどうか。
“ラティーファ”や“リーゼロッテ”、そして“アイシア”の言葉から少しずつその事実
を受け止める覚悟を培ってきた“美春”を“リオ”がどう扱うか、とても気になる所で。

“美春”に対して頑なな“リオ”が“セリア”などに打ち明けた“ルシウス”との確執。
“リーゼロッテ”もこの話を受けていろいろ支援してくれる点が今後の話を進める上でも
活きてきそうなので注目したい所です。何より“リオ”の秘密にも今回触れたことですし。

“セリア”が「精霊の民」たちとの喜ばしく微笑ましい邂逅を果たす一方で、“沙月”と
面会するその意味を“リオ”から諭される“亜紀”や“雅人”、そして“美春”の葛藤も
今巻の見所の一つ。3人が出した結論が“沙月”にどう届くのか、次巻も待ち遠しいです。

posted by 秋野ソラ at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2017年09月11日

『あんたなんかと付き合えるわけないじゃん!ムリ!ムリ!大好き!』

内堀優一 先生が贈る新作は、高校生の少年が美少女の幼馴染に告白し、撃沈するどころか
彼女を作ることを勧められるところから始まる両思い系どうしようもない青春ラブコメです。
(イラスト/希望つばめ 先生)

https://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/746.html


「小春! 好きだ!」「いや、無理ですから」“悟郎”に容赦ない結果を告げる“小春”。
「まあ千夏とは仲いいけど・・・・・・」「むぅ!」彼の女友達“千夏”に嫉妬する彼女ですが、
「俺は小春がいい訳なのだが」「〜〜〜!」そこで赤面するのは彼が好きなハズでは──?

ということで合間に挟まる絶妙な手書きデザインの日記からも矛盾が窺える“小春”の言動。
出歯亀根性を丸出しにする放送部の“千夏”や“悟郎”に思わしげな態度を見せる生徒会長
“真冬”とのやり取りなど、騒々しくも微笑ましい毎日を送る彼らを見ているのは楽しい。

そこへ帰国子女として再び“悟郎”の前に現れた“明菜”が辿り着いてしまった“小春”が
「悟郎とは付き合えない」と告げたその理由。読み返すと確かにそうだと分かり「やられた」
と思ったところで終わりの始まりを示す彼の意思はどこへ向かうのか、続きに興味津々です。

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2017年09月08日

『造られしイノチとキレイなセカイ 4』

緋月薙 先生が贈るスローライフ・ストーリー。第4巻は“カリウス”と“フィアナ”の
交際がスタートすると共にカップルが次々と誕生する騒動を呼び込む最終巻となります。
(イラスト/ふーみ 先生)

https://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/742.html
http://yomeru-hj.net/novel/kireinasekai/


“レミリア”たちの反応が予想通りで実に良い。酒の力を思わぬ形で借りることとなった
“カリアス”に思わずニヨニヨ。精霊たちの分かってる反応が微笑ましい。“リーゼ”の
むっつり具合と“イリス”の誤解を呼ぶ発言の数々も安定の面白さ。何にせよ喜ばしい話。

見守る“ハールート”にも思わぬ出会いがあったり、“エリル”も思春期真っ只中な場面
目白押しで幸せオーラがそこかしこに。そんな甘さいっぱいの雰囲気を、精霊殿の巫女長
“ランカ”の登場と、伝えられる「大地母神教・過激派」の襲撃予告が引き締めてきます。

“エリル”の才能も発揮される最後の大立ち回りが終章へと、造られしイノチがキレイな
セカイに触れる瞬間へと繋がるまとめ方が綺麗です。今作でも納得の大団円ぶりを存分に
堪能させてもらいました。無事の完結を心より祝うと共に、次回作もお待ちしております。

posted by 秋野ソラ at 00:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2017年09月07日

『異世界薬局 5』

高山理図 先生が贈る薬局ファンタジー。第5巻は筆頭宮廷薬師、そして帝国医薬大学校の
教授となった“ファルマ”が後進の育成と共に難度の高い遺伝子治療の分野に着手します。
(イラスト:keepout 先生)

http://mfbooks.jp/5175/
http://ncode.syosetu.com/n8541cr/
http://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_MF00000031010000_68/


陛下から結婚、そして世継ぎをせっつかれた“ファルマ”が賢者モードを迎えてでも確認に
及んだ挿話など微笑ましさを感じさせながら、今巻の主題でもある「遺伝子」を想起させる
布石がちらほら出てきます。結婚に関しては脈がないワケではない話も散見されますけど。

見た目などで侮る生徒の“エメリッヒ”を“ファルマ”がただひたすら圧倒する大人げない
くだりから遺伝子治療の最先端に迫る話に至るとは思いも寄らず。足りないところは薬神の
能力を使ってでもやり遂げる、医学に携わる者としての矜持を見せつけられた思いがします。

壊れゆく世界を繋ぎとめる「鎹(かすがい)の歯車」を維持するために“ファルマ”の神力
を渇望する大神殿の思惑にそろそろ陛下の堪忍袋の緒が切れそうなのは食い止められるのか。
新大陸発見など見逃せないポイントが残っているだけに、話がどう転ぶか気になる所です。

posted by 秋野ソラ at 00:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル