2011年04月23日
『HI-TRANCE AIRLINE』
2009年12月30日にリリースされた 「初音ミク」 のコンピレーション・アルバムです。
(イラスト:かんざきひろ さん)
【 http://www.linear.nu/ 】
「初音ミク」 としての、まぁ何と言いましょうか、その滑舌の悪さも相まってあまり
“歌モノ” という意識を感じさせないところが作業用BGMに向いているのではないかと
まずは通して聴いたときの印象として受けました。
その中でもお気に入りなのが 定額P さんの 『Look Away』 と、そこから続いていく
Clean Tears さんの 『Lapislazuli』 の流れ。特に 『Look Away』 は何度聴いても
詩の繊細さが伝わってくる感じがしてイチオシです。
何度か聴いてみて思うのは、音源へのこだわりとか、音楽的知識も必要ですけど、
マスタリングも重要だなぁ、ということ。トランス系の曲を書いたことも仕上げも
したことが無いのでただおぼろげに、単純に凄いな、と思うだけですが。
#「穿いトランス」ですか、そうですか。まだまだ知らない世界がいっぱいだ。(w
2008年08月24日
『R21』
同人サークル「てつ×ねこ」の夏コミ新作、ということで聴かせて頂いてます。
『エアーマン〜』『こいつはホントに〜』といったシングルで出ている分については
今更論評するまでもないのでここでは割愛しますが、それ以外で「良いな」と思った
のは『ナンバーファイブの片思い』ですかね。詩の繰り返し+ひねりとか特に。
そして『Can't Beat Air Man』、これも外せないですね。何と言うか、やはりロックも
好きだなぁ私、としみじみ思います。コーラスパート唄うの大好きっ子な私としては
「I can't beat Air Man...」の部分は直感でそっちのほう口ずさんでました。(w
オマケデータの制作秘話などもしっかりと拝聴しました。トラックが内容の時系列順に
並んでいることとか、「ドラクエ」話とかなかなか面白かったです。
『受かるまでは眠らない!』の歌詞がひねりだせるところは素晴らしいと思いました。
『クリアまでは眠らない!』も「よくやるなぁ〜(w」と思ってはいましたが。
2008年01月29日
『eXceed3rd-JADE PENETRATE- ORIGINAL SOUND TRACK』
先日のアキバ遠征におけるおみやげの一つ。埼玉最終兵器 さんが楽曲担当と
伺っていましたので何の迷いもなくサクッと回収してきました。
【 http://www.tennen-sozai.com/ 】
いや〜、何だかとても久しぶりに 「これぞ S.S.H!」 と感じられる楽曲の数々。
ガツンとくるドラムとパワフルなギター、そしてどこか懐かしさを感じるシンセが
織り成す世界観に思わず酔いしれますね。やはり選択肢として間違っていませんでした。
個人的には全体的に申し分ないです。『Wind Wings』 『FlY UP』 『Next Stage』 とか
疾走するかのようにどこか軽やかでいて、それでいて激しいヤツが特に好みです。
アレンジトラックだと 『Shock!!』 のほうが好きかなぁ。
・・・ちなみにゲーム自体はやったこと無いですからね、STGですし。(w
2007年11月08日
『エアーマンが倒せない』
・・・ということで同じ棚に陳列されていたこちらのCDも、もちろん購入させて
頂きましたよ。「〜意味がない♪」ってキーが高いですね。よく出せますね。
羨ましい限りです。
ムービーも拝見させて頂きましたが、限りなくドット絵にこだわった映像の数々が
一種の郷愁を感じさせてくれる、そんな気がして大変よろしいかと思います。
尊敬しますねぇ、こういうのが作れる、ということにも。
そしてこのムービーを初めて見たとき、ナゼか涙腺が決壊しました。(w
「E缶だけは最後まで取っておく」 ことのドコに琴線に触れる要素があったのか、
相変わらず自分で自分の心が読みきれないナゾだらけの日々が続きます。(ぇ
2007年11月07日
『こいつはホントに協力する気があるのか?』
「とら」で1ヶ月近くデモとして流しっぱなしになっていて、その横を通る度に
『こいつはホントに協力する気があるのか〜♪』 という耳につくフレーズを
何度も聞いていたのですが、先日 120,000 Pt. を突破する際に観念(?)して購入。
ムービー好きな方には今更な話でしょうけど、そんな場合はどうぞ生温かい目で
読み進めていってください。
羨ましいほどに甘めな歌声なのにも関わらず、マジメに、ただひたすらにネタ曲を
唄い上げる姿勢が良いですね。パンクでノリがイイところも好感触です。
ここまで潔いと気持ちがスカッとします。
しかもネタ曲なのに詩の完成度と言ったらこの上ないところ。最初はネガティブな
印象を受ける字面が並んでいたのに、いつの間にか前向きでポジティブな言葉が
押し寄せる怒涛のエンディングに突き進んでいくところが何とも小憎い演出で。
そしてまたムービーの出来が素晴らしい。なんでこの詩が生まれたのかという
背景が分かりやすく伝わってきます。これは一見の価値アリですね、確かに。
c/w の 『青色の少年』 も、『ただそれだけを望む〜♪』の後の間奏で「ん?」と
違和感を感じる以外は、子供の頃を何となく思い出させてくれるノスタルジックな
歌詞と相まってとても良いと思います。
・・・それでも思いっきりネタ曲ですが。
そんな感じで久々に同人音楽のレビューを書いてもいいなぁ、と思った作品に
出会ったひと時でした。