2011年08月27日

『中国嫁日記(1)』

「希有馬」名義、あるいは「井上純弌」名義でフィギュアや同人誌の制作に携わり、
あるいはイラストレーターとしてゲームデザイナーとして、これまで名を馳せてきた
井上純一 先生。ご自身の国際結婚生活を綴った4コマ漫画が1冊の本に纏まりました。

http://ebten.jp/eb-store/p/9784047273597/


奥様にバレないように、とひっそりこっそり始めた Blog を見続けていたらがいつの間にか
話題になり、奥様に知られてもそのご好意で続けることができ、各種メディアに載り、
アルファブロガーを受賞し、書籍化に名乗りを上げる出版社も数多と人気はうなぎ上り。

「はじめに」の独白にはじまり、コメント付きのWebマンガ再録、奥様との出会いを描いた
長編描き下ろし、そして “月” さんの 「あとがき」、と面白くて、そして羨ましい程に
愛しさにあふれたお二人の様子が垣間見えるのは今更言うまでもなく保証できるものです。

先日頒布された 「中国嘘嫁日記(弐)」 も読ませていただいてますが、仲間内からも
もげろ・・・・もとい、快く見守られているのが分かります。こうして本に纏まると読み返しが
しやすくて良いですね。もちろん、次巻の刊行も楽しみであることは言うまでもありません。

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2011年08月19日

『あっちこっち(4)』

「読んでも、聴いても、ゴロゴロニヨニヨ。」 ということでドラマCD第3弾が
同時発売となる 異識 先生の4コマまんが、シリーズ第4巻が刊行されております。

http://www.dokidokivisual.com/comics/book/index.php?cid=523


つい何度も読み返してはその度にニヨニヨしてしまう面白さがあるからこそ本作は
止められない。“伊御” と “つみき” のこそばゆい関係が相変わらずたまらない。
・・・次にアニメ化されるのが本作と言われても何ら否定する要素が思い浮かばない。

春眠に始まり、夏の風物詩、巻頭カラーにもある秋の文化祭演目 「にゃんでれら」 の
長期シリーズ、冬休みにおこたでごろごろしたりスケートに興じたりと季節に合わせて
仲間同士で楽しく時を過ごしている様子もまた見ていて面白いのは言うまでも無く。

「お昼の放送」 の回もめっちゃ好き。“伊御” の台詞にどう構えてもきゅんきゅん
してしまう “桐野” の言動とか素晴らしいとしか言いようが。次巻が刊行されるのを
首を長くしてでも待ち望みつつ、応援の言葉に代えさせていただこうかと思います。

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2011年08月18日

『Monochrome Myst(1)』

ゲームや小説、雑誌など各種媒体に美麗なイラストを提供し続ける 椎名優 先生が
「電撃大王ジェネシス」 にて連載されている本作をまとめて出された初コミックス
ということで期待を胸に読ませて頂いております。

http://asciimw.jp/search/mode/item/cd/B1112070


最近、背景や小物といった登場人物以外に世界観を表すものをしっかり描き込んでいる
マンガを読んでいると、とても安心する自分がいるワケですけど、そんな心情を改めて
認識させてくれたのが読了後に抱いた感想の1つ。

元々カラーだけでなくモノクロのイラストも美麗であることは数々の挿絵などを拝見
している身としてその点は何ら不安に思うことも無く。お話としてもオカルティックな
事件と、それに巻き込まれる青年と少女との数奇な縁を描くということで興味深い。

何より青年 “シルフレイブ” に対して少女 “アンジェリカ” が純真というか純朴な
想いを示している場面の数々が何ともいとおしい。季刊発行の雑誌連載ですので次巻が
出るまでに時間を要することになるでしょうけど、気長に待つ価値はあると思います。

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2011年08月12日

『さよならピアノソナタ(1)』

杉井光 先生の代表作と言っても過言ではない 『さよならピアノソナタ』。その
コミカライズを担当する 赤坂アカ 先生のコミックス第1巻が刊行されております。
(原作:杉井光 先生、キャラクターデザイン:植田亮 先生)

http://asciimw.jp/search/mode/item/cd/B1112040


・・・巻末のオマケマンガ、面白いなぁコレ。奇蹟が重なって漫画化の企画が通った
のであれば、再びその奇蹟を呼び起こしてアニメ化にも繋がっていけばいいな、と
思ったり。まぁ、実現することが必ずしも幸せに繋がるかは難しい昨今ですけど。

同じく 「教えろナオ先生のコーナー」 においても触れられている通り、まずは
「原作読め」 と言いたいところではありますが、文章を読むのが苦手な層を補う
のが漫画だと思いますし、本作はその役割を果たすに足るものと推奨しておきます。

ちなみに、カバーをめくった裏表紙に 田口囁一 先生の絵が描かれている理由は
赤坂 先生のツイートを参照、ということで 赤坂 先生の本作が原作のことをもっと
世に知らしめるための一助になることを願って止みません。期待しております。


◆赤坂アカ (akasaka_aka) on Twitter
https://twitter.com/#!/akasaka_aka/status/96535743475884032
https://twitter.com/#!/akasaka_aka/status/96537020251385857
https://twitter.com/#!/akasaka_aka/status/96541221027201024

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2011年05月21日

『ココロコネクト(1)』

庵田定夏 先生の原作を、CUTEG(カム)先生が無料コミック 「コミッククリア」 にて
漫画連載を担当する本作。まずは1巻分がまとまったということで拝読しております。
(キャラクター原案:白身魚 先生)

http://www.famitsu.com/comic_clear/se_kokoro/
http://ebten.jp/p/9784047272675/


これまでにライトノベルの挿絵を何度も担当されている CUTEG 先生の柔らかい線が
生み出す可愛らしいイラスト。それがコミックになっても何ら品質を崩すことなく、
それでいて原作の雰囲気を上手く、丁寧に伝えてきているのがひしひしと感じられます。

原作の肝となる 「入れ替わり」 の部分はフキダシや残像といった直接的な表現だけでなく
本来のキャラクターが持つ内面、魂が顔の表情に表れるかのような繊細で婉曲的もあって
非常に分かりやすいと思います。さすがコミックならでは、といったところでしょうか。

文字は苦手で・・・、という人にも是非オススメ。面白さに太鼓判を押せる原作の物語を
知ってもらういいキッカケになるかと。よろしければ原作も手にとってほしいところで。
連載も2巻分、3巻分・・・と続けて欲しいと願い、心より応援する次第です。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス