2013年07月10日

『終わりのセラフ2』

山本ヤマト 先生が描く破滅後の世界。第2巻は成長した“ミカエラ”が抱える事情に触れ
つつ、“優一郎”たちが吸血鬼を狩るための強大な力を得るまでの過程を描きます。
(原作:鏡貴也 先生 コンテ構成:降矢大輔 先生)

http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-870673-3


改めて見ると“シノア”が喰えない存在だなぁ、という印象を刻み込まれるワケですが。
「天使(セラフ)」ないし「終わりの天使(セラフ)」というキーワードが強調される
ようになったところが注目すべきポイントの一つという感じでしょうか。

「月鬼の組」に入るための研修を受けることになった“優一郎”の「馴れ合うつもりが無い」
感は相変わらずですが、その類友のように現れたのが“君月”少年。彼も事情あっての言動
を見せますが、彼らに対して“グレン”は「今」を意識するよう諭してきます。大人です。

幼き日に道を違えた“ミカエラ”の「その後」に吸血鬼の女王“クルル・ツェペシ”が関与
していたことが判明。更には人間の業が世界を揺るがすと彼女の口から告げられ、「義」は
どちらにあるのか、あるいは無いのか不明なまま次巻は直接対決にもちこまれそうです。

posted by 秋野ソラ at 00:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス

2013年01月15日

『終わりのセラフ1』

「講談社ラノベ文庫」から刊行された1巻と同時刊行となる 山本ヤマト 先生のコミック。
文庫とは異なり、こちらは人類が「破滅」したその後の世界を描く内容となっております。
(原作/鏡貴也 先生 コンテ構成/降矢大輔 先生)

http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-870705-1
http://jumpsq.shueisha.co.jp/rensai/owarinoseraph/


「何があった、“グレン” 〜〜!」 と、まずは一言。その身に合った地位と実力を手に
お茶目なところも見せるあたり、未来では本来の地が出せるようになったんだなぁ、と
小説先行組としては思うワケです。

吸血鬼から搾取されるだけの子供であった “優一郎” が、吸血鬼に復讐するためだけに
生きる・・・はずなのに学校生活で協調性を求められるところとのシリアスとコミカルの対比が
面白いです。何より原作挿絵と同じ方が描く、ということで違和感ゼロなのがイイですね。

「家族」に関してフラッシュバックする過去の姿、そしていよいよ力を得る契機を掴もうと
するところで登場するかつての少年の今の姿がこれまた僅かな希望の影に見える決定的
な絶望を予感させてくれて続きが気になるところです。小説共々追いかけたいと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス

2012年12月11日

『大図書館の羊飼い(1)』

「電撃G'sマガジン」にて連載を続ける 佐々木あかね 先生(F.E.A.R.)のコミカライズ
担当作品がようやく1冊に纏まって第1巻刊行、ということで読ませて頂いております。
(原作:AUGUST)

http://astore.amazon.co.jp/dengekicomic-22/detail/4048911058
http://august-soft.com/


少しでも連載が長く続きますように、と祈るような感じで「電撃G'sマガジン」での連載が
始まってから毎号欠かさず購入して、アンケートはがきに本作の感想などを送りつけるのが
日課、もとい月課となっていたりする今日この頃です。

ゲームの発売は2013年1月25日を予定しておりますが、公式ストーリーに沿った形での
コミカライズということで実に安心して読めるのが売りの一つ。何よりSDキャラも含めて
綺麗にキャラクターが描かれておりますのでそれだけでも申し分のないところ。

自他共に認める読書家で人間関係の希薄な “筧京太郎” が “白崎つぐみ” との出会い
から少しずつ変わっていく(デレていく(笑))中で、彼が持つ突出した能力や「羊飼い」
から送られてくる奇妙なメールがどう絡んでいくか期待しながら続きも読んでいく所存です。

posted by 秋野ソラ at 00:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス

2012年11月11日

『アリアンロッド・サガ・コミックアンソロジー2』

「ゲーム・フィールドコミックス」から『アリアンロッド・サガ・コミックアンソロジー』
第2巻が登場。「ゲーマーズ・フィールド」初出作ほか描き下ろしを加えた1冊です。
(原作:菊池たけし 先生/F.E.A.R.)

http://www.fear.co.jp/information/ars_coan2_info.htm


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  [カバーイラスト]
   ・ 猫猫 猫
   ・ いろは楓

  [イラスト]
   ・ 佐々木あかね
   ・ かぼちゃ
   ・ hu-ko

  [コミック]
   ・ 猫猫 猫
   ・ ととねみぎ
   ・ 佐々木亮
   ・ ツジヤスノリ
   ・ 猫猫 猫
   ・ 渋沢佳奈
   ・ 皆見ちさと
   ・ 翔みなら
   ・ 北神ゆうや
                (敬称略)
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今回の参加者はこんなところで。「実直すぎるのも困り者」「〜家族って素晴らしい!〜」
を合わせて全ページの半分をもっていく 猫猫猫 先生のコミックス緩急ついて良いですね。
“アキナ”のズタボロ絵を描きたい、という欲求が表れています。そして“マム”最高。

ととねみぎ先生の 「リトルエンプレスに休息を」 は 「ARAサガ」ネタを織り交ぜながら
“スリス” の女の子らしい側面を描く、やさしいお話でございました。ソウルバスターの
使い方が印象的。あと、建築士の名前も(苦笑)。

皆見ちさと 先生の「英雄さんいらっしゃい」「どうぞ平和なひとときを」「ですまっ!」
では “ベネット”、“バヤン” と “カルロス”、“ナヴァール” がそれぞれ苦労する
ハメに陥ります。ある意味で和みますね。


翔みなら 先生の「レイウォール四きょうだいの日常」では“ピアニィ”の英才教育ぶりを、
「力を合わせてよくってよ!」では“エルザ”の教育指導ぶりが覗けます。いろんな意味で
どちらも容赦ないですが、優しさが見えるだけまだいいか、という気にさせてくれます。

渋沢佳奈 先生の「リージュのとある一日」は“チコ”の反応とか“ヒルダ”のツッコミが
イイですね。「逃亡★しちゃうぞ」では“ギデオン”の反論とか“カルロス”の相槌などが
味を出していました。あと“ベルフト”の幽閉部屋の件とか。

ツジヤスノリ 先生の「突撃レポート!TRPG生徒会 その2」ではやはり“アル”に焦点を
当てないワケにはいきますまい(笑)。“ピアニィ”や“ベネット”、“ナヴァール”への
取材内容もなかなかのものでございました。


北神ゆうや 先生の「ビストロ☆ピアニィ」は“アル”への気持ちを手料理に乗せて贈る
“ピアニィ”の健気な努力が光るお話。“ベネット”の生存能力の高さ(苦笑)も垣間見る
ことができます。あと“ステラ”が相変わらず可愛いらしさをにじませています。

佐々木亮 先生の「ピアニィと魔法の鏡A」は「中の人」談義が相変わらず面白い。PCの
格好でPLの会話をされるのがいいですね。「・・・〆切を」とか胸がキュンキュンします。
“ピアニィ” は中と外がだいたい変わらなくなっちゃってますけど(苦笑)。

佐々木あかね 先生の妄想あふれるイラストなども含めて今回も楽しませてもらいました
と言わせていただきましょう。これは軌道に乗れば3巻、4巻・・・と続けていくばかりか
コミックで新展開、っていう路線もアリではないかと思ったりする次第であります。

posted by 秋野ソラ at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス

2012年09月09日

『はわっとナイトウィザード1』

みかきみかこ 先生/F.E.A.R. がこれまで数々の場で披露してきた 『ナイトウィザード』 と
『セブン=フォートレス』 の4コママンガ、プロローグコミック、口絵コミックなどを収録した
1冊。『ナイトウィザード』 10周年という節目の年を迎え、ついにまとまりました。

http://ebten.jp/eb-store/p/9784047283459/


・・・そうなんだよなぁ、“ベール=ゼファー” を始めとした魔王の方々はもっと恐ろしい
存在感があったはずなのに今ではすっかり人間臭いというか、“くれは” たちのところに
入り浸ってワイワイ楽しくやっちゃうような軽いイメージが定着してるのが怖い(苦笑)。

それにしても “エンダース” さんはその存在自体が面白い人になってる(笑)。“柊”
絡みの話になると尚更。何となく「リオン=グンタ」の登場回数が多いような気がするので
みかき 先生からすると動かしやすいキャラなんだろうな、とか拝察してみたり。

個人的には 「月刊ナイトウィザード!」 の内容なんかも見れて良かったな、と思います。
某書店にある平積みの新刊コミックの中で一際山が少なくなっていたことに喜びを感じつつ
これからも みかき 先生の絵がついたリプレイ等を読む事になるだろうと思った次第です。

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