2014年06月13日

『七曲ナナミの斜めな事情 3』

雨木シュウスケ 先生が贈る学園×青春×バトルストーリー、第3巻は“ナナミ”の暴走が
“ハチ”の日常に少なからず影響を及ぼす中、物語としての軸が少しずつ動いていきます。
(イラスト:硯 先生)

http://kc.kodansha.co.jp/magazine/index.php/90008?id=9818/31838#35453


“ナナミ”めんどくせー! と思わず言いたくなる非日常の数々。場を設けてしまう彼女
の母親が愚考するのも、まぁ分かるというもの。その思惑に乗ることもなければ合わせる
そぶりもないのが彼女のらしさ、というか本質なのも首肯できてしまうワケですが。

そんな“ナナミ”の暴走に付き合わされる“ハチ”も一度は心折れかけますが、“陸車”
の説得もあってか再び彼女と向き合う姿は敬意を覚えます。言わなければ伝わらない、の
前に会話が成立しないとか正直もうどうしたら、って言いたくなりますもの。

ということで名前を呼んで、呼ばれてあたふたする2人に対する真意を見せた“陸車”に
一定の回答を示した“ハチ”──“ナナミ”はまだですが──ですけれども、動き始めた
事態がそれを許さなくなりそう。気苦労を背負う彼を引き続き応援したいところです。

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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