2014年06月01日

『D9―聖櫃の悪魔操者―II』

上野遊 先生が贈るデーモニックアクション。第2巻は仇となる兄を探す悪魔憑き“ソーマ”
と少女悪魔“メルヴィーユ”の前に「天使憑き」の騎士が現れ、大苦戦を強いられます。
(イラスト/ここのか 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-866553-7/


悪魔を憎み掃討する騎士“ロウ”、その彼に随行しサポートする天使“アルディエル”。
目をつけられた“ソーマ”たちがその執拗さに困惑する中、彼ら諸共、突如現れた巨躯の
魔王“蚩尤”が蹂躙し、圧倒的な力の差を前に苦境に告ぐ苦境へと立たされていきます。

死にゆく瞬間を前に走馬灯のように目に浮かんだ“メルヴィーユ”の必死の姿。それが幻
ではないと気づいたときに思い出した彼女との契約を踏まえ不甲斐なさに怒りを覚えた
“ソーマ”が手にした「賢者の石」が運命を捻じ曲げ、切り開く様が実に印象的です。

“ロウ”と“アルディエル”にも秘した物語がありますので注目してほしいところです。
それが兄“トーマ”との手掛かりに繋がる、ということで静かに熱を帯びる“ソーマ”を
止める“ファム”が衝撃的な告白を見せ、次巻で大きな山場を迎えることになりそうです。

posted by 秋野ソラ at 00:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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