2014年05月17日

『終物語(上)(中)(下)』

西尾維新 先生が贈る大人気シリーズも終幕に向けていよいよ大詰め。“阿良々木暦”の
これまでの行い、そして青春の日々の過ごし方が問われる物語の数々を纏めて拝読です。
(絵:VOFAN 先生)

http://bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2838575
http://bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2838613
http://bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2838680
http://bookclub.kodansha.co.jp/kodansha-box/topics/nishio/


“阿良々木暦”に訪れる怪異がもたらす現象は彼自身も忘れていた「自分らしさ」の元に
なる昔話を呼び起こす。そこに何度となく現れる“忍野扇”なる少女は彼が「知っている」
ということを示唆し続ける。彼女は一体何者? 特殊な能力を有しているのだろうか──。

「私は何も知りませんよ。あなたが知っているんです」そのセリフに込められた意味を
知るまでにここまで紙幅を費やしたワケですが、分かればなるほど納得の落としどころ。
揺さぶられても生き方のブレない“阿良々木暦”という少年の真骨頂を魅せてくれました。

人間強度が下がった自分を悪いとは思わなくなった彼を支える「友情出演」にも注目。
“羽川翼”のファインプレーによってあの人の再来を迎えるとは。思わず歓喜しました。
ここから10年の集大成、『続・終物語』へと続くということで最後まで見届けます。

posted by 秋野ソラ at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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