2014年04月26日

『マーシアン・ウォースクール』

「メディアワークス文庫」作品を上梓する エドワード・スミス 先生が「電撃文庫」にて
贈るのは未来の火星を舞台に未知の生命体との戦いを余儀なくされる少年たちの物語です。
(イラスト/凱 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-866381-6/


仲がよろしいワケではない地球の士官学校から火星の軍属学校にやってきた“タキオン”。
彼を迎え入れる際に発生した一悶着が所属するクラスの雰囲気をのっけから最悪な状況へ
落とし込みます。・・・このへんの流れは読んでいて辛かったような気がします。

人手不足な戦況の中、親善大使としての側面をもつ“タキオン”がいることで危険な戦場
へと借り出されることもないと見込んだ級友たちの期待を裏切る彼の宣告。名誉の戦死を
望まれる彼が生き残りを賭けて説得にあたる所から物語は熱を帯び始めてきます。

次々と戦場へ送り出される現実と全員生き残るために足掻く“タキオン”の姿を前にして
少しずつ結束を固めていく級友たち。頼れる“シドウ”の活躍や教育係である“メリー”
の認識のズレを乗り越えて一定の戦果を上げた展開は見どころ満載で実に良かったです。

posted by 秋野ソラ at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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