“しおん”の家出に付き合い、新作の執筆に取り組む過程で彼女の心に触れていきます。
(イラスト:たにはらなつき 先生)
【 http://cont.lanove.kodansha.co.jp/9906/25728.html 】
ワケですが、“桃香”の指摘が本当だとすると“汐音”のことが少し空恐ろしくも見える
ワケで。「信頼」を超えて「心酔」の域に達しているとも言えなくない雰囲気。
この経験を自作に活かそうとするあたりは作家としての性(サガ)か。家出の原因を探る
うちにラノベの主人公よろしく朴念仁なままではいられなくなる心境の変化もポイント。
したかと思いきやとんでもないド修羅場な展開に。“ナツメ”の行動は流れとして性急な
印象も受けましたが、これを受けて“汐音”はどうなってしまうのか。先が心配です。