2014年04月01日

『ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件5』

野村美月 先生が贈るファンタジー家庭教師コメディ、第5巻は“聖羅”をはじめとして
特定の人物にしか目が行かない王家の子どもたちを何とかすべく“シャール”が動きます。
(イラスト:karory 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_07


表紙にもあるように今巻は“更紗”と“織絵”の成長が話の軸になる形。相手が喜ぶこと
を何かしてあげる、ということでまだ未知数な所が多い“真”王子に対して“更紗”は
よく健闘した、と褒めてあげたい。高圧的な部分も少しは丸くなったような気がします。

“聖羅”と“織絵”、それぞれ一緒に居たい人がいるだけに平行線を辿るかと思いきや
あの“聖羅”が歩み寄ることによって“更紗”がいないと失敗続きの“織絵”も姉に
少しずつ心を開いて自立心を芽生えさせていく。実に心温まる成長譚かと思います。

あと、“竜樹”の成長は大人の階段を上るような雰囲気でしたが怪我の功名とも言うべき
結果を導くことができて“シャール”も無い胸を撫で下ろす所かと。“グリンダ”の謎が
見えつつある中で新たな役目を与えられた彼らはどんな経験をするのか、楽しみです。

posted by 秋野ソラ at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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