人と人とを結ぶ赤い糸が見えるようになった少年がその意味を辿っていく物語を拝読です。
(イラスト/生煮え 先生)
【 http://asciimw.jp/award/taisyo/20th/works/shigeko/index.html 】
“朝生”少年が見えるようになったそれはいずれ殺し合う運命を示す呪いが如きもの。
しかも自分の小指が繋がる先に居たのは美しくも「死」に囚われた感のある“しげ子”。
残酷なまでの殺意には寒気を覚えることは避けられず。しかも“しげ子”が付いてくる。
更には姉“冬羽”が彼女のことをいぶかしむ言動を見せ、不安が募っていきます。
向き合った“朝生”が数々の人の悪意に触れ、どんな結末を選び、あるいは選ばされて
いくのかを怖いもの見たさで読ませていく展開が見どころです。オススメしておきます。