2014年02月10日

『落ちてきた龍王と滅びゆく魔女の国V』

舞阪洸 先生が贈る戦乱無双ファンタジー、第5巻は初めての敗北を味わった「八八旅団」
との戦いから学び、勝利への糸口を掴んだ“ナーガ”たちが奇襲に全力を注ぎます。
(イラスト:よう太 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/1124


負けても取り戻せる戦と判断して手を尽くす“ナーガ”たち。後が無い、という状況下で
あるにもかかわらず緊迫した様子もないのは彼のスケベ心全開な様子が場の空気を和らげ
ているのと共に、魔女たちが彼を信頼している表れでもあるかと思います。

これまでと勝手の違う魔女たちの奮闘ぶりに戸惑いつつも勢いに乗せられて軍を進める
“ジュエルジュード”の心にあるのは慢心。対する“ナーガ”には虚心坦懐の面持ちで
準備した策が次々と功を奏し、前回の負けを雪ぐ形となりました。実に爽快です。

魔女たちの今後を見据えて、戦国の世によく見られる一騎打ちで決着をつけようと提案し
それを受け入れた“ハリガン”の勇姿にも注目。今回の結果を受けて人の世にも水面下の
動きが見られ、呼ばれた先でも“ナーガ”は乱世に巻き込まれる宿命にあるようです。

posted by 秋野ソラ at 00:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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