2014年02月09日

『魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉8』

川口士 先生が贈る最強戦姫ファンタジー、第8巻は“ティグル”行方不明の報に揺れる中
“サーシャ”と“トルバラン”の死闘、戦姫の暗躍、あるいは出会いが繰り広げられます。
(イラスト:よし☆ヲ 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/1111


「火の鳥(フェニックス)」と付けられた章題にいろいろな想いが込められている感じが
して思わず感傷に浸ってしまいました。彼女の双剣がその時を告げる、という演出にほぼ
やられたと言ってもいいでしょう。よし☆ヲ 先生のイラストも実に印象的でした。

“エレン”が涙するその先で“リム”もまた滅多に見せることのない雫を落とすことに
なる。その要因はもちろん“ティグル”にあるワケですが、助かったと思ったらあんな
状況に陥っているとは。彼に声をかけた主は気まぐれもいいところです。

“ティグル”はここに居る、と分かっている読み手と分かっていないキャラクターたちの
ギャップが生み出すもどかしさが今巻の物語としてのもう一つの見せ所。ようやく最後に
なって気付くに至りますがその先はどうなることやら。まずは戦いの行方を見守ります。

posted by 秋野ソラ at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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