2014年01月07日

『GOSICK RED』

桜庭一樹 先生の名作、『GOSICK』の続編が満を持して登場。“一弥”と“ヴィクトリカ”
の二人が新天地、ニューヨークを舞台に新米記者と探偵として過ごす中、彼女のもとを
訪れた依頼人を契機に壮大な陰謀劇に巻き込まれていく──そんなミステリーを拝読です。

http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_detail.php?pcd=321304000026
http://www.kadokawa.co.jp/gosick/


天乃咲哉 先生が公式サイトに成長した二人の姿を描き起こしてくれていますが、その絵も
見つつ“一弥”と“ヴィクトリカ”のやりとりを目の当たりにしますと「帰ってきたんだ」
という思いが胸の奥から沸いてきて思わず嬉しくなる感情が抑えられませんでした。

表の世界と裏社会とか混在する混沌としたニューヨークの世情に置かれた“ヴィクトリカ”
が混沌の欠片を集めて、動機が分からない「ギャング連続殺人事件」の謎を解いていく様は
流石と言うほかにありません。振り回される“一弥”も相変わらずですね、年を経ても。

事件の果てに、新天地においても「灰色狼」として要人から目をつけられることとなった
“ヴィクトリカ”は太刀打ちできるのか。それはそれとしてエピローグに出てきたあの人
は二人の命運に絡んでくるのか、続きが楽しみと言わざるを得ない展開を見せております。

posted by 秋野ソラ at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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