こうして記事を書き始めた次第です。長くなりますがお付き合いいただければこれ幸い。
1つは『月40冊読了ペース維持』、もう1つは『「電撃文庫」月10冊読了ペース維持』
となります。・・・前者については「ラノベ読み小会議」で言ったことありますね。
出来た上に年間500冊以上読了という形に収まりました。後者についてですが、こちらも
何とか目標到達という実績を残すことが出来ております。
思います。比較のために2012年の結果を併記しておきます。
【2012年】 ---> 【2013年】
「GA文庫」 10% 10%
「HJ文庫」 5% 4%
「MF文庫J」 13% 12%
「一迅社文庫」 6% 3%
「角川スニーカー文庫」 6% 4%
「ガガガ文庫」 5% 5%
「集英社スーパーダッシュ文庫」 4% 4%
「電撃文庫」 21% 24%
「ファミ通文庫」 7% 9%
「富士見ドラゴンブック」 8% 7%
「富士見ファンタジア文庫」 8% 9%
その他 6% 9%
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「電撃文庫」「ファミ通文庫」「ファンタジア文庫」「その他」を除くと現状維持か
軒並み比率を少しずつ下げている結果となりました。
(2)シリーズものが追いきれなくなって切ったタイトルがある
でも、注目作はすでに何点か挙げられるくらい注目のレーベルなのは否定できません。
その煽りを受けたのが「一迅社文庫」「スニーカー文庫」「MF文庫J」「HJ文庫」
あたりに出ていると思います。
記事に上がっているタイトルを見ていただければそれだけでオススメのものなのは
一目瞭然なのですが、月ごとにいくつか厳選の作品を挙げておこうと思います。
≪1月≫
『それがるうるの支配魔術 Game6:リライト・ニュー・ワールド』
『VS!!3』
『アリアンロッド・サガ・リプレイ・レジェンド 貧乏姉妹の栄光』
でしたので完結おめでとうございます、ということで。土屋 先生らしさの出た
良い作品だと思っております。『VS!!』は熱い展開で最後まで魅せてくれた作品
でした。もう少し続いても良かったかな、とは思っておりますがこれはこれで。
TRPGリプレイの中では『貧乏姉妹』が一番良かった印象があります。
≪2月≫
『六畳間の侵略者!? 12』
『扉の魔術師の召喚契約<アドヴェント・ゲート>−その少女、最強につき−』
『ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・デイズ(5) 若君†永遠』
絶妙で、それがキャラクター同士の掛け合いに如実に表れているのがイチオシ。
『扉の魔術師の〜』は実に読ませるのが上手いと思う注目のタイトルです。
≪3月≫
『ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件3』
『覇剣の皇姫アルティーナII』
『ぜんぶ彼女に「視【み】」られてる?3』
『義経変生譚(3) Replay:天下繚乱RPG』
あの真剣に不真面目な熱さはぜひ原作を読んで確かめてほしいと思うオススメの
シリーズです。
『ドレ僕』は言うまでもなく“聖羅”推しな私ですが、それ以外にも楽しく
読める・読ませる要素が満載なので読んで損はないはず。『アルティーナ』は
戦記モノの中で推しているタイトルの一つです。『ぜんぶ彼女に〜』はあの
こそばゆい恋模様がたまらないので挙げてみました。
≪4月≫
『六畳間の侵略者!? 13』
『RPF レッドドラゴン IV 夜会擾乱』
『氷の国のアマリリス』
『失恋探偵ももせ』
物語の構成からしても出来が良くて何度も読み返していたのを覚えています。
『氷の国のアマリリス』は単巻モノとして決してハズレのない 松山剛 先生の
作品として再認識させられたタイトルでした。『失恋探偵ももせ』は今年の
「電撃文庫」新人賞タイトルの中で一番だと思っております。
TRPGではありませんが『レッドドラゴン』は毎巻驚きに溢れる注目作です。
≪5月≫
『クロックワーク・プラネットT』
『一つの大陸の物語〈下〉
〜アリソンとヴィルとリリアとトレイズとメグとセロンとその他〜』
『ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・メビウス(1)
キミだけが望むすべてだから』
『クロックワーク・プラネット』は設定というか世界観が絶妙に活きた作品。
『一つの大陸の物語』はもうズルいというか、それ出されたら勝てないよ的な。
TPRGリプレイは『メビウス』が圧倒的に魅せてくれました。シナリオの仕掛け
もさることながら、笑いあり涙あり、それでいて「裏切り」というテーマも
余さず盛り込まれているというオススメのシリーズです。
≪6月≫
『ミス・ファーブルの蟲ノ荒園(アルマス・ギヴル)』
『アリアンロッド・サガ・リプレイ・メイビー レイウォールの嵐』
中でも『俺妹』はやはり印象に残ったと言わざるを得ないと思います。
『ミス・ファーブル〜』は新作の中で一番オススメなのは今も変わりません。
≪7月≫
『俺、ツインテールになります。4』
『アニソンの神様 score.02』
『8番目のカフェテリアガール』
『剣の皇姫アルティーナIII』
『アリアンロッド2E・リプレイ・ヴァイス3 全力少女と純白の絆』
けれども、高木幸一 先生の書くラブコメは実に面白いので次回作も期待したい
ところです。『アニソンの神様』が面白いのは言わなくても分かるでしょう。
ラノベクラスタ内外に示した注目作でもあったかと思いますが、ネタに走る
以外にも話として魅せてくれた点を評価したいと思います。次巻も楽しみです。
≪8月≫
『グランクレスト戦記1 虹の魔女シルーカ』
『スカイ・ワールド5』
『ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・メビウス(2)
微笑むキミに会いたい』
水野良先生の『グランクレスト戦記』を拝読したのもこの月でした。2013年は
いわゆるベテラン作家の書く作品はやはり一味違うと感じさせられた年でもある
と認識したタイトルの1つであると申し上げておきましょう。
『スカイ・ワールド』5巻はキャラの掛け合いが絶妙でラストがまた印象的でした。
リプレイでございました。
≪9月≫
『RPF レッドドラゴン X 第五夜 契りの城』
『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンIV』
『ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件4』
『グランクレスト・アデプト 無色の聖女、蒼炎の剣士』
『アルシャードセイヴァーRPG リプレイ ミッドガルド モーニングムーン』
やはり面白いと感じさせてくれた4巻、という感じでした。『〜アデプト』は
シェアード・ワールドで、よりキャラクター描写に寄せた読みやすいタイトル
だったという感があります。
『モーニングムーン』はゲストプレイヤーに全て持ってかれた感じです。
≪10月≫
『温泉ドラゴン王国2 〜ユの国よいとこ、一度はおいで〜』
『覇剣の皇姫アルティーナIV』
『アリアンロッド・サガ・リプレイ・ゲッタウェイ(5) 決戦★クライマックス』
いただいているところなのですが『落第騎士の英雄譚』は推せる作品かな、と。
『温泉ドラゴン王国』は「オーバーラップ文庫」の中で今一番愛着がある作品
だと思っているのでぜひ頑張ってほしいと願っております。
TRPGリプレイは「アリアンロッド・サガ・リプレイ」シリーズの完結ラッシュ
最初を飾った『ゲッタウェイ』を推すべきところでしょう。
≪11月≫
『人形遣い』
『失恋探偵ももせ3』
『アリアンロッド・サガ・リプレイ・デスマーチ(10)
伸るか反るかの大バクチ!!』
『ソード・ワールド2.0リプレイ アシュラウトの無限工房』
『グラウスタンディア皇国物語』も良かったな、ということで推してみたり。
レトスさんに勧められて『人形遣い』を読んだのもこの月でしたね。
『失恋探偵ももせ』は本当に良くまとまった素晴らしいシリーズでした。
強く推しておきたいと思います。続編希望なのは今も変わらぬ気持ちです。
≪12月≫
『きんいろカルテット!(1)』
『俺の教室にハルヒはいない2』
『俺、ツインテールになります。5』
『とある飛空士への誓約4』
『バカとテストと召喚獣12』
『きんいろカルテット!(1)』は「オーバーラップ文庫」編集部の推した
タイトルとして納得の内容だったと思います。
『飛空士』は安定だから今更だから言うまでもありませんが、新井輝 先生の
『俺の教室にハルヒはいない』は誰が何と言おうと推していきます。
あったな、と思います。すでに新シリーズを出している作家さんもいらっしゃいますが、
そういった一つの終わりを迎えての「次」が出せるかどうかが鍵となるのが2014年かと
思ったりするところで。
すでにルールブックが発売を迎えた『グランクレスト』に続き『ログ・ホライズン』や
『艦隊これくしょん』、いわゆる『艦これ』のTRPG化が進んでおります。
ありますが、2014年はその再来を思わせるTRPGの勢いがある年となることは間違いない
と思います。その点も含め、今年も数多くの良作に出会えることを切に願いつつ、
ひたすらライトノベルに没入できればと考えている次第です。