2014年01月02日

『グランクレスト戦記 2 常闇の城主、人狼の女王』

水野良 先生が贈る戦記ファンタジー、第2巻は「アルトゥーク」に身を置く“テオ”と
“シルーカ”に示された魔王復活の予兆が世界の真実と究極の選択肢へと繋がります。
(イラスト:深遊 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=301304002757


“ヤーナ”の甘言に騙されたと激高する“エルマー”でしたが、その“ヤーナ”もまた
吸血鬼の王“ディミトリエ”の言葉に乗せられていただけ、という二重構造。彼の想い、
生き残ると言う一心、そして魔王“アデーレ”への思慕が強く現れた結果とも言えます。

魔王“アデーレ”が示した古の伝承における真実。デーモンロードという存在が示した
世界の可能性、皇帝聖印(グランクレスト)によって統合された未来は彼の目指すそれと
何が異なるのか。秩序と混沌、どちらを望むのかで立場が明確に分かれる人物関係が見所。

魔女“ヤーナ”によってかつての時代にあった極大混沌の再来を目指す「パンドラ」という
秘密結社の存在が明らかとなりました。その彼女から我が身を呈して“シルーカ”を守る
“テオ”が気持ちを新たにした夢に邁進する未来がどう描かれるのか、次巻も楽しみです。

posted by 秋野ソラ at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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