“シルーカ”に示された魔王復活の予兆が世界の真実と究極の選択肢へと繋がります。
(イラスト:深遊 先生)
吸血鬼の王“ディミトリエ”の言葉に乗せられていただけ、という二重構造。彼の想い、
生き残ると言う一心、そして魔王“アデーレ”への思慕が強く現れた結果とも言えます。
世界の可能性、皇帝聖印(グランクレスト)によって統合された未来は彼の目指すそれと
何が異なるのか。秩序と混沌、どちらを望むのかで立場が明確に分かれる人物関係が見所。
秘密結社の存在が明らかとなりました。その彼女から我が身を呈して“シルーカ”を守る
“テオ”が気持ちを新たにした夢に邁進する未来がどう描かれるのか、次巻も楽しみです。