2013年12月27日

『とある飛空士への誓約4』

2014年1月より『恋歌』のTVアニメがスタートする 犬村小六 先生の「飛空士」シリーズ。
『誓約』第4巻は“ミオ”との長き別れを経て新たな決戦に挑む“清顕”たちを描きます。
(イラスト/森沢晴行 先生)

http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/solc_dtl?isbn=9784094514599


ラスト、とんでもないところに繋がりました。森沢晴行 先生の見開きイラストも鮮烈な
印象を残して引いてきます。第二部、のっけからやってくれました。今巻の流れの中で
“ニナ”が潜めていた思いの欠片が“清顕”に少しでも伝わったことが喜ばしい所です。

酒に呑まれてついつい本音を垣間見せてしまう微笑ましい“イリア”ですが、編隊行動を
組むようになり、増えていく知己が激しい空戦の中で次々と命を落としていく様子を見て
心折れそうになる、年頃の少女としての振る舞いを見せます。頼れるのは“清顕”だけ。

その“清顕”にしてみれば彼女に身を寄せられることであの時のことがフラッシュバック
するという、これまた違った意味合いで自責の念に駆られる始末。「カーナシオン」への
憎しみと“ニナ”に会うという希望を抱えてどこまで飛べるのか、続きに注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/83156061
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック