2013年12月24日

『ミス・ファーブルの蟲ノ荒園(アルマス・ギヴル)2』

物草純平 先生が贈るスチームパンク・ファンタジー。第2巻は街に現れる「死神」と、
読めば誰でも魔術が使えるという「魔本」を巡って様々な思惑が交錯する話を描きます。
(イラスト/藤ちょこ 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-866175-1/


「たたかうことを、生きることをやめない」そう強く決意する“慧太郎”の想いが苦境を
打破する力となって、今回の騒動における当事者、関係者にも大きく影響を与えました。
“ヤニック”にもしっかりと結末を用意していてくれたのも話の流れとして良かったです。

“クロエ”が抱える家の事情。“アンリ”にしてみれば確執を深める一端、“クロエ”に
してみればその確執の意味に気付く契機となる一端でしたが、結果としては“クロエ”の
粘り勝ちということで。開き直った彼女は中々に厄介な感じで今後に期待が持てます。

“マルティナ”が明らかに含むところがある点や“ベノワ”の件を含め教皇庁、バチカン
にも水面下で動きがある雰囲気など、気になる要素が増えてきました。今回は支援役に
回ることの多かった“アンリ”にもスポットが当たることを期待しつつ次巻を待ちます。

posted by 秋野ソラ at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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