2013年12月01日

『人形遣い』

「第7回小学館ライトノベル大賞・ガガガ賞」を受賞した賽目和七 先生の受賞作。人形を
操り魔を討つ唯我独尊な天才美少女が自分の幸せを探す物語を遅れ馳せながら拝読です。
(イラスト/マニャ子 先生)

http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/solc_dtl?isbn=9784094514292


「このラノ2014を肴に飲む会」に出席させていただいた中で「百合的な展開が望める」と
薦めを受けて読みましたが、これは「当たり」ですね。強気なキャラの“神楽”が“鈴音”
を求めるまでに心情が変化していく展開。こういうの弱いです。どストライクです。

そのあけすけな言動ゆえに討魔の一族、坂上家において敵の多い“神楽”が罠に嵌められ
窮地に陥る場面を救うのが、とある契機で顔見知りとなった“鈴音”。人懐っこい彼女が
“神楽”を求める二重の、相反する理由があるという要素もポイントが高いです。

「人形」というキーワードが単に坂上という家の事情を説明するだけにあるワケではない
というまとめ方も綺麗だったと思います。マニャ子 先生のイラストも合わせて。“鈴音”
とデートする“神楽”の様子とかも素晴らしかったです。読めてよかったと思います。


#元はと言えばこの特集がきっかけで読むことになったとも言えます。

http://twitter.com/trumpe3128/status/402877256390823936


posted by 秋野ソラ at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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