2013年11月20日

『神託学園の超越者<トランセンダー>』

秋堂カオル 先生の「第5回GA文庫大賞・奨励賞」受賞作。小説として書かれた世界を
読み、校正する力を持つ戦わない少年が最強を目指すまでを描く学園バトルを拝読です。
(イラスト:NOCO 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797375848.html


「神託」を受けて人の範疇を超えた存在である「超越者」となった美影原高校の生徒たち。
その中で最強となった者の力が全人類に付与される、その渦中において不戦敗の道を選ぶ
少年“文乃”だけはこの世界が小説の中だと知っている──いわゆる劇中劇のようなお話。

「神託」で力を与えられなかった《無能》こと“杏奈”と組んで学園内最強を目指す理由
はより強い目的へと変化し、その思いを受けて小説の六行先を読む《六行視》の異能を
思いのままに物語を改変する力へと進化させた“文乃”のやりたい放題ぶりに注目です。

立場上、“文乃”の敵に回らざるを得なかった幼馴染である“奏”とのやりとり、更には
彼女が抱えていた想いとのすれ違いが生む切ない情景も見どころ。“杏奈”がいる時点で
ああなる結果も得心が行きます、ということで作品として纏まってはいたかと思います。

posted by 秋野ソラ at 01:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/80973706
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック