2013年11月08日

『グラウスタンディア皇国物語1』

内堀優一 先生が贈る新作はファンタジー戦記。昔、戦力差に圧倒されていた皇国の大戦を
終結させた7人の英雄、その内の1人の軍師が再び救国のために活躍する顛末を描きます。
(イラスト/鵜飼沙樹 先生)

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/504.html


外海に出ることあたわず、願うなら人々の心を一つにして見せよ・・・という神々の宣告を
受け大陸統一のために戦渦が生まれたとされるネレイシア大陸。その中の一国がタイトル
にある皇国で、他国と比較してみれば大国とも言えず、狙われる危険性も少なくない。

隣国「リジア宗旨国家」との9年に及ぶ戦いを停戦合意という形で止めた影の立役者が
“クロム”。彼が心がける「負けない戦」が広い見識と深慮遠謀によるものだと分かる
過程が“フィフニス”の言動から読み取れる、これがポイントの一つと言えましょう。

他にも“ユースティナ”のままならぬ身分と立ち位置ですとか、“クロム”の妹と称する
“リュリュ”に見られるあからさまな秘密、といった要素が物語の面白さを後押しする
形となっております。かつての英雄たちとの再会がもたらす効果にも注目したい所です。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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