が叶えられるようになった人々が織り成す学園×青春×バトルストーリーを拝読です。
(イラスト:硯 先生)
“僕”の行動原理。自分自身でも持て余していたそれを、“ナナミ”のことを知っていく
うちに得心がいくまで昇華してみれば実に単純明快。大人も子供も無いのは確かです。
続けていた“僕”が、その背景にある彼女の心理を知っていとも容易く突き放すあたりは
実にサディスティックでもあり、抱く信念の強さを示す彼を描写する顕著な場面でした。
とした誰も知らないクラスメイト“ムツキ”の謎、“独歌仙”との激戦を制した“僕”の
力の謎。斜め上をゆく事情が物語を今後どう動かしていくのか気になるところです。