2013年10月12日

『アルシャードセイヴァーRPGリプレイ ふたりの魔王』

「FB Online」掲載分に書下ろしを加えて贈る たのあきら 先生/F.E.A.R. のリプレイ集。
声優の 酒井香奈子 さんをプレイヤーに加えて偽りの世界と悲恋のシナリオに挑みます。
(イラスト:ぽぽるちゃ 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_08


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  蒼次郎:そうだよな。だから、これまで任務でいろんな学校を渡り歩いても、
      友達を作らずにがんばってきたんだよな。
  流々子:・・・・・・・・・・・・。
  蒼次郎:奈々雄くんを助ける、そのために。
  流々子:・・・・・・ええ、そうね。
  蒼次郎:初めて東雲さんの本音に触れた気がする・・・・・・と、思ったここで、オレの
      指輪のシャードが輝く。その輝きをじっと見て、本気でこう思う。
      東雲さんの願いを叶えてあげたい。何か手はないのか・・・・・・答えてくれ、
      シャード! 《運命の予感》を使用!
  一同:おおお!
  藤善:蒼次郎殿△!
  レン:「殿さん」ってちょっと間抜けだね(笑)。
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酒井香奈子 さんが演じる“流々子”の複雑な胸中を 田中信二 先生が演じる“蒼次郎”が
汲んでシナリオ解決の鍵を掴む流れ、実に見事でした。クイックスタートにて生まれた
キャラクター同士がその内面を掘り下げていく展開としても良かったと思います。

「ふたりの魔王」は電源系ゲームのRPG要素をギミックとして取り入れた面白いシナリオで
名前に意味がある理由も納得の展開。「交差する過去」は 齋藤幸一 先生が演じる“藤善”
の過去が思わぬところに繋がる、短めながらも見せ場の多いシナリオでした。

鈴吹太郎 先生が演じる“レン”がすっかりお祭り要員になってしまいアピールする所が
少なかったと感じるところはあるものの、“藤善”の「はたらきたくないでござる」的な
グータラぶりがそれを補ってくれたようにも思います。総じて楽しませてもらいました。

posted by 秋野ソラ at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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