小冊子の小編に書き下ろし3編を加えた五角形コメディの締めくくりを見届けました。
(イラスト:白身魚 先生)
“太一”と“姫子”のバカップルぶりとか、イベントを心から楽しんでいる“伊織”とか。
何かと周囲を焚きつけてきた“藤島”についに春が来たところもポイント高めでした。
口を出しすぎてはいますがそれも大好きな想い故に、ということが分かる微笑ましい挿話
でした。新入生から見て得体の知れない「文研部」も思いは繋がっていきそうで何より。
その元を辿ると変えられない過去と先の読めない未来にかけがえの無い仲間が居る幸せ
に気付くという実にしんみりとした良いお話でした。最後まで魅せてくれました。