2013年09月17日

『止まらないで自転車乙女(バイシクルガール)』

阿羅本景 先生が贈る新作はボーイミーツガール・ウィズ・サイクル。自転車に乗れる事が
当たり前の女学園で自転車に乗れない3人の少女がコーチ指導の下、特訓に挑みます。
(イラスト/みけおう 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/_bicyclegirl/index.html


幼少の頃に補助輪付きの自転車を買ってもらって、ゆくゆくはそれ無しでも乗れるように
練習し、今でも普通に乗ることができる。それが当たり前という感覚を持っているからこそ
どうやったら乗れるようになるのか、という過程が見えるのはなかなか興味深かったです。

その点、臨時のコーチ役を買って出た“陸”も教える上で一度は挫折を味わうことになる
という「現状」を描いた点もポイントかと思います。シャモアクリームを塗りあったり、
といった百合成分があるのも見どころと言えば見どころでしょう。

「白輪館女学院」の落ちこぼれである“千晶”“沙羅”“綾音”がそれを克服していく
ために費やす労力、精神力の大きさ。それを元にして苦手意識を克服したときの達成感が
実に爽快です・・・って、これシリーズものですね。となると恋の鞘当が気になる所です。

posted by 秋野ソラ at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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