2013年09月09日

『俺の教室にハルヒはいない』

谷川流 先生による「超公認」のお墨付きもいただいて始まる 新井輝 先生の新シリーズ。
いつの間にか物語に、そして業界に巻き込まれる少年の苦くて甘い青春の物語を拝読です。
(イラスト:こじこじ 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=321208000036


新井輝 先生のテキストに触れるのは、たぶん『ROOM NO.1301』以来ということになるので
およそ4年以上。あとがきを読んだ限りでは苦心された時の間を垣間見ることもできますが
こうして作家として復帰されたことを、まずはお祝い申し上げたいと思います。

生き様に抑揚の少ない“ユウ”、“カスガ”と“アスカ”というダブルヒロインの態勢、
物珍しさ故か“ユウ”に興味と繋がりを持ち始める“マコト”を始めとする業界関係者。
新井輝 先生らしい作品と雰囲気の作り方が感じ取れて懐かしく思うことしきりでした。

「ハルヒ」という要素は本作ではとあるキャラクターを指し示す単語であったり、あるいは
アニメ業界のあれこれへと導くための牽引役と認識しております。運命のいたずらが招く
結果に“ユウ”がどう対処するのか。二人の淡い想いの行方は。続きが気になる展開です。

posted by 秋野ソラ at 00:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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