による小説同人誌第四弾。あまり流星というコンセプトに寄らない短編集を拝読しました。
(イラスト:refeia 先生)
前向きに生きてくれたのが救いです。記憶と存在意義の狭間で揺れ動く者たちの葛藤を描く
「星屑一号」。“陸雄”の悲しみは終わり無く続いてしまうのか、気になるところです。
描く「ヒロイン戦力外通告」。流行り廃りのある属性が何を思うのか代弁させる流れは確かに
シュールと言えばシュールですが、ワリと一番印象に残った感があります。
含めて揺れる機微の描写が切なさを醸成します。終末に至る前の不思議な情景を描き出す
「1999年、7の月のバス停。」。フラッシュバックするかのような描写が印象的でした。