“失恋”ミステリ、第2巻は両思いになった“九十九”と“百瀬”のその後を描きます。
(イラスト/Nardack 先生)
中で積もり積もっていったお互いの疑念が再び亀裂を生んでしまう、というこれまた面倒な
展開に“志穂里”も気が気ではなかったのではないかと思います。
に指摘した内容に全て含まれていると言って差し支えないと思います。示すことへの不安と
示されないことへの不安。天秤に掛ければやはり・・・ということで。
実にいじらしいものがありました。“志穂里”も言っておりますが、もう安定飛行できる
二人になれたと思いますので心穏やかに見送らせていただきます。楽しませて貰いました。