2013年08月24日

『魔王なあの娘と村人A(6) 〜彼女の普通とあの娘の特別〜』

ゆうきりん 先生が贈る、常識が通じない《個性者》に対し気苦労の絶えない《村人》たちの
日常を描くシリーズ。第6巻は《メデューサ》が《個性者》をやめたいという話を描きます。
(イラスト/赤人 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-891857-2/


人間と他のものの区別がつかない《個性者》の特性はそれぞれによって程度が異なります。
その度合いが極端に出てしまってほとんどの区別もつかず、色も匂いも味も無いような世界
に一人投げ出されたかのような生活を送るのが《メデューサ》の“鬼灯”です。

そんな状況下に居ることが耐え難いからこそ《個性者》であることをやめる決心は固く、
“デッカー”先生を恐慌させるまでに至り、期待の村人A“佐東”に打開策をの立案・実行
が求められる始末。更には自分以外の《個性者》は普通と豪語し反感を買われる事態に。

最終的には日々の生活から得られたヒントから打開の道を拓くことに成功するワケですが
その様子は村人であるにも関わらずまるで《個性者》そのもの。“翼”や“竜ヶ峰”から
示唆されている進路にも何かしら影響しそうな「普通」では無い雰囲気が気になる所です。

posted by 秋野ソラ at 01:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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