2013年08月02日

『しゅらばら!8』

岸杯也 先生が贈るちょっぴり「修羅場」なドタバタ系ラブコメディ、第8巻はニセ恋人の
ことがバレた“一大”との気まずい関係を前に“早乙女”“真愛”“鷹奈”が懊悩します。
(イラスト:プリンプリン 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/1045


プロローグから続く修羅場感、そして絶望的な雰囲気が尾を引きます。特に文化祭の件が
あるため仕方なくニセ恋人の関係を続ける“一大”の態度と“早乙女”の空元気な様子が
見ていて痛々しいにもほどがあります。・・・特に“一大”があからさまなのが余計に。

第三者としての読み手からすれば「そんなワケないでしょ!?」と言いたくなる彼の気持ち
をどうにか整理してくれたのは妹の“二美”。実に小気味良い指摘を入れてくれる彼女が
居なかったら“一大”が改めて向き合う気にはならなかったでしょう。いいキャラです。

同じことが“鈴音”にも言えます。奮起した“早乙女”が魅せた想いの強さ、“一大”に
十分伝わったことと思います。“鷹奈”からも改めて想いを投げかけるところでまた一歩
出遅れる感のある“真愛”が思いも寄らぬ行動に! ということで残り2巻、期待してます。

posted by 秋野ソラ at 00:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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