殺人容疑に孤立無援で孤軍奮闘。新たな敵に極限の窮地で挑む緊迫の場面が続きます。
(イラスト/鵜飼沙樹 先生)
で持ち上がった見合い話。そして見てしまった決定的瞬間。何もかもが裏目に出た結果と
して“木更”自身がその心も忘れ、絶望の果てへと追いやられる姿が実に痛々しい。
との戦い。立証する術も無く、訳も分からず差し向けられた敵と相対する展開は無慈悲と
言うことも出来ましょう。それでも信条を曲げない彼の姿もまた痛々しい。
いたらどんでん返しが待っている。中々に魅せる話の流れです。「新世界創造計画」なる
ものに打ち勝てるのか、そして“木更”は救えるのか。次巻の刊行が待ち遠しく感じます。