きた儀式に立ち会う“孝巳”と“瑠璃”がお家騒動に巻き込まれるところから始まります。
(イラスト:えれっと 先生)
分家筋の思惑が、取り分け“翠”が当主であることを時期尚早と息巻く「反対派」の代表格
“月長”の発言が“翠”の心に避けられぬ動揺を生み出します。
に感じられるほどの大事件、鴫原家が管理する一番タチの悪い獣霊「朽縄」の封印が解ける
という事象が発生し、力及ばぬ“翠”たちに早急なる対策が求められます。
“翠”が“孝巳”に対して密かに思い描いていた願い、というのが迂遠な想いへと繋がって
いると分かってしまうのがもどかしい所でもあります。百合っぽい妄想も良かったです。