2013年07月17日

『瑠璃色にボケた日常 3』

伊達康 先生が贈る美少女ツッコミ系バトルコメディ、第3巻は“翠”の家で常々行われて
きた儀式に立ち会う“孝巳”と“瑠璃”がお家騒動に巻き込まれるところから始まります。
(イラスト:えれっと 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/1019


「鵺御前」の二つ名を持つ“翠”が落ち度を見せる、という異例の事態に鴫原家の本家筋、
分家筋の思惑が、取り分け“翠”が当主であることを時期尚早と息巻く「反対派」の代表格
“月長”の発言が“翠”の心に避けられぬ動揺を生み出します。

落ち度の件は実際のところ少し狙いを外したところに行き着くのですが、そんなことが些細
に感じられるほどの大事件、鴫原家が管理する一番タチの悪い獣霊「朽縄」の封印が解ける
という事象が発生し、力及ばぬ“翠”たちに早急なる対策が求められます。

ここで「鵺御前」という二つ名の意味とその力が伊達ではないと示されるのが見所。それと
“翠”が“孝巳”に対して密かに思い描いていた願い、というのが迂遠な想いへと繋がって
いると分かってしまうのがもどかしい所でもあります。百合っぽい妄想も良かったです。

posted by 秋野ソラ at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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