10ヶ月の間を空けて刊行された第2巻ではドラムの“京子”に焦点を当てていきます。
(イラスト:のん 先生)
水木一郎 御大からの帯推薦にもありますが、この第2巻を読んで改めてそう思える自分が
います。アニソンからこれほどの良い物語が生まれて、読めて、共感できるのですから。
それを引きずって「レーゲン・ボーゲン」での活動にも支障をきたすまでに至る展開には
実にハラハラさせられましたが、音楽を通じて分かりあえるというのは良いものですね。
掛けて丁寧に作り上げてきた感触が伝わってきて良作ぶりを魅せつけてくれたと思います。
“孝弘”に張られた伏線、“琴音”の内に秘める決意といった所が気になる次巻も期待です。