2013年07月15日

『アニソンの神様 score.02』

大泉貴 先生が贈る、実在する「アニソン」を通じて友情を描く青春バンドストーリー。
10ヶ月の間を空けて刊行された第2巻ではドラムの“京子”に焦点を当てていきます。
(イラスト:のん 先生)

http://tkj.jp/book/?cd=72054001


「アニソン溢れるこの国に生まれた俺たちは、世界一の幸せ者だゼ─────ット!」と
水木一郎 御大からの帯推薦にもありますが、この第2巻を読んで改めてそう思える自分が
います。アニソンからこれほどの良い物語が生まれて、読めて、共感できるのですから。

アニソン好きであることをひた隠しにしていた“京子”が気付いた想いのズレ、すれ違い。
それを引きずって「レーゲン・ボーゲン」での活動にも支障をきたすまでに至る展開には
実にハラハラさせられましたが、音楽を通じて分かりあえるというのは良いものですね。

その橋渡しとなった“エヴァ”の行動力には驚かされることしきりです。10ヶ月という期間を
掛けて丁寧に作り上げてきた感触が伝わってきて良作ぶりを魅せつけてくれたと思います。
“孝弘”に張られた伏線、“琴音”の内に秘める決意といった所が気になる次巻も期待です。

posted by 秋野ソラ at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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