2013年05月12日

『アリアンロッド2E ファンブック ラヴィアンローズ』

菊池たけし 先生/F.E.A.R. が贈る「アリアンロッド」ファンブック第4弾は遂に『ルージュ』
のあのシーンがドラマCD化。『シュバルツ』を補完するリプレイ等も収録している一冊です。
(イラスト:佐々木あかね 先生 他)

http://ebten.jp/eb-store/p/9784047284494/
http://www.fear.co.jp/information/ar2e_flvr_info.htm


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  ゼロ : ・・・・・・ミラは、俺が守る。
  GM : ではそんなことを呟くゼロがミラに死線を転じられたのに釣られ、
      ウェポンイーターたちもミラの方を向いた。ちらっ。
  ミラ : ・・・・・・っ!?
  ゼロ : ・・・・・・まずい。ミラが───。
  イリア : ゼロ! もしミラが襲われたらあんたが守ってやるんだよっ。行きな!
  ゼロ : ミラがあの虫の・・・・・・。
  一同 : ?
  GM : 虫の?
  ゼロ : ・・・・・・・・・触手に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
  一同 : 何を妄想してんだあんたはっ!?(大爆笑)
  イリア : (←大爆笑している)
  GM : (笑いをこらえながら)いや、そんなかっこよく「触手・・・・・・」とか
      言われても・・・・・・(笑)。
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しかも挿絵指定までしてるし(笑)。江口拓也 さんが演じる“ゼロ”の“ミラ”に対する
思い入れ、というかそれ以外への無関心ぶりがハンパない。その“ミラ”を演じる A.m.u.
さんは設定あふれるメイジ/サモナーとして戦術面から彼を支える所で魅せてくれました。

久保田悠羅さんが演じる“エイミー”は思いっきりワケありで、今後NPCでの登場が期待
される要員。“イリア”を演じた 田中天 が考えたNPCとその設定がまさかあんな形で活か
されることになろうとは。菊池 先生の油断も隙も無い姿勢に感服するばかりです。

このファンブックを読み終えた後で『シュバルツ』を読み返してみると「なるほどー」と
思わせられる展開になっていたことが分かります。あの村の惨劇を経て“ミラ”そして
“ゼロ”が有り余る設定を踏まえてどう成長し、再登場してくれるのか期待したいです。



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  ≪ドラマCD・キャスト≫

   ノエル・グリーンフィールド .... 力丸乃りこ
   トラン・セプター ................ 小野大輔
   クリス・ファーディナント/
    ゼロ・ルシフェルド ............ 江口拓也
   エイプリル・スプリングス ........ 友永朱音
   マティアス ........................ チョー
   アルテア ........................ 小暮英麻
   ガーベラ ........................ 柚木涼香
   ゴウラ .......................... 丹沢晃之
   ユージン ...................... 櫻井トオル
   占いババア .................... 中根久美子
   カンガルー怪人 .................... 杉崎亮
   新聞屋 ............................ 林康介
   子ども ...................... 佐々木亜花里
   騎士 ............................ 武宗次郎
   
   大首領 .......................... 池田秀一
   
   
    Song Produced by ZIZZ STUDIO
    
    オープニングテーマ「Fateful Link」
     作詞:江幡育子
     作曲編曲:大山 曜
     歌:YURIA
    
    エンディングテーマ「華夢」
     作詞:A.m.u.
     作曲編曲:磯江俊道
     歌:A.m.u.
                                (敬称略)
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『ルージュ』刊行当時から伝えたがっていた“ノエル”の雰囲気をようやくドラマCDという
形で掴むことが出来て読み手としても感無量といいますか、流石は 力丸 さんといった所
でしょうか。佐々木あかね 先生がスカイプでコメントを送るのも分かる気がします。

本編では大きな分岐点となったイジンデルの村での出来事を演じてもらう、ということで
前半までの陽気な雰囲気と後半に畳み掛けてくる窮地、そして悲劇との落差が見どころ。
“トラン”の名乗り、メッチャ格好良かった。“アルテア”の悲鳴が耳に痛かった。

“ゼロ”も含めた一人二役、さらに“クリス”との掛け合いまでやってのけた 江口 さん
の名演技も光りました。“マティアス”が実に胡散臭くて素晴らしかった。“占いババア”
も“ガーベラ”も雰囲気出てましたし、声の力って偉大だなぁ、と痛感させられた次第です。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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