居る人に等しく「現象」が発生する「孤立空間」へ飛び込んだ“太一”たちは〈三番目〉の
企みを止められるか。庵田定夏 先生が贈る愛と青春の五角形コメディ、ついに完結です。
(イラスト:白身魚 先生)
【
http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_04 】
「文研部」の面々にことごとく突っかかってくる“香取”が殴りたいほどに憎たらしくなる
ワケですが、事情を知らない側からすれば彼が提示する安易な決着方法とか「文研部」への
不信な思いに耳を傾けたくなるのも分からざるを得ない話でもあるワケで。
“栗原”の口から語られる最悪の事態を回避できたのは、「文研部」と「みんな」という
枠ではなく、“唯”と“栗原”という人と人との繋がり、信じる心があったからこそ。
思いも寄らぬ流れからみんなの心が繋がっていく流れは胸を熱くさせるに足るものでした。
最後に〈ふうせんかずら〉が仕掛けた「現象」も、僅かな綻びに気付いた“太一”の機転で
乗り越え、「文研部」の底力を最後まで魅せつけてくれました。高校生最後の一年くらいは
振り回されることなくより素直に喜怒哀楽の溢れる時を過ごせるものと願ってやみません。
#“藤島”さんも復活してくれて良かったです。
posted by 秋野ソラ at 00:02
|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
ライトノベル