2013年04月07日

『アルシャードセイヴァーRPG リプレイ3 スタンド・バイ・ミー』

祖国より遠く離れたブルースフィアの地で姫の姿を垣間見た“アリオ”の心が揺れ動く。
田中天 先生/F.E.A.R. が贈る「アルシャードセイヴァーRPG」リプレイが終幕を迎えます。
(イラスト:ぽぽるちゃ 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_11


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  GM : 「奇跡の力があれば、まだ食い止められたであろう。だが、もうその力は
      使ってしまった。みずからの偽善のために、この世界を救う願いを使ったのだ、
      なんとも優しく、なんとも愚かではないか」
  アリオ : しのぶを侮辱するな!
  しのぶ : ううん、アリオ。私は大丈夫。
  アリオ : しのぶ・・・・・・。
  しのぶ : だって、目の前で助けられる人を助けないなんて、私にはできないよ。
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前のシーンで使わせた奇跡の力。確かに「使っていなければ・・・」という絶望感を与える
奈落らしい場面でしたが、そこは我らが「首刈り天使しのぶちゃん」、むしろ奈落に絶望を
与えるくらいの気骨で逆境をはねのけてくれています。ニチアサの熱い魂の見せ所です。

とある事情から亡き姫“アンジェリカ”との再会を果たした“アリオ”の浮かれっぷりと
これは何かある、と探りを入れる“しのぶ”たちの深刻さを対比させた展開も上手いです。
その対比が積み重なり、やがて迎える破綻で効果的なシーンとなって跳ね返ってきます。

サクセサーになるタイミングもまた絶妙であったかと思います。最後も「らしさ」の出る
締めくくりで 鈴吹マユリ さんの好演が光る内容でした。また機会があれば他の作品でも
PLとしてご登場いただければと申し上げておきます。無事完結、おめでとうございます。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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