2013年03月27日

『安達としまむら』

入間人間 先生が贈る「ガール・ミーツ・ガール」ストーリー。サボリ系女子高生である
“安達”と“しまむら”が過ごす緩慢な日常が少しずつ変化していく様子を描きます。
(イラスト/のん 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1303.php#new6


私は学校の授業をサボってどうこう、という経験があまりなかったので二人が過ごす特別な
時間の描写というのは実に新鮮に映ります。気がつけばそこに居る彼女、分かり合えている
ようで実は知らないことばかり、という微妙な関係が緩い感覚を後押ししているかのよう。

知らないということに気がついて、知りたいことが増えていく。その気持ちがいつしか少し
行き過ぎた好意に近づいているのではないかと一人突っ走る“安達”の困惑気味な機微と、
そんなことはお構いなしにマイペースを貫く“しまむら”の言動が対照的で微笑ましい。

ある程度の結論付けをした“安達”に今後“しまむら”がどう対処していくんだろう、と
想像してみるのも面白いのではないかと思いました。たまに百合成分を補給しておきたく
なることがあるので、自分にとってはちょうど良いタイミングで刊行された作品でした。


# のん 先生のイラストがまた絶妙な雰囲気を描き出しているのもポイント高いです。

posted by 秋野ソラ at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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