上巻となる9巻は“達也”たちに探りを入れる北アメリカ大陸合衆国の思惑が来日します。
(イラスト/石田可奈 先生)
ついてすぐに感づいているあたり、一味も二味も違うところを改めて見せつけてきます。
彼女が諜報向きじゃない、という本当に謙遜でもなんでもない事実もあるワケですが。
止めたのはもちろんこの方、“深雪”嬢をおいて他にありません。兄に手をかけようとする
“リーナ”に対するキレっぷりが半端じゃない。鬼神かと見紛うほどです。
自身がその勝負をご破算にしてしまう、という親切心が垣間見えるのはさておき、まだ何者
かすら分かっていない「吸血鬼」の存在が明らかになるのは次巻以降ということで待機です。