2013年03月06日

『覇剣の皇姫アルティーナII』

むらさきゆきや 先生が贈る覇道戦記ファンタジー、早くも大好評との呼び声高い第2巻は
辺境の地で力をつけつつある皇姫に釘を刺すべく難攻不落の要塞を攻略する命が下ります。
(イラスト:himesuz 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_03


「前回のあらすじ」に3ページも割いてくれたのが実に嬉しい。前の巻を読み返さなくても
その記憶が呼び起こせるので助かります。刊行ペースが半年以上は空いてしまう作品なら
ぜひこういったところまで気を回してくれるとありがたいですね、と言ってみたり。

今巻も実に読みやすい話運びで、読書狂の“レジス”が古い物語と照らし合わせて難題への
最適解を導き出し、それでも引っ込まない道理は“アルティーナ”の力技で無理を押し通す
という絶妙のコンビネーションで未来を切り開くその様子は実に爽快感があります。

もちろん、この話が成立するのも中世末期の欧州をモデルにした世界観、設定の描写が
行き届いているからこそ。一歩間違えば道半ばにして命を落としていたやもしれぬ危機を
乗り越え英雄が如き扱いの皇姫に訪れた更なる転機が今後どう作用するか注目です。

posted by 秋野ソラ at 01:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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