と一日おきに人格が入れ替わる二心同体の生活を送る事になった日々を描く青春物語です。
(イラスト/H2SO4 先生)
しまったというのが読了後の第一印象。悩ましい日々を送る少年“秋月”の頭を悩ませる
少女“光”、彼女の交換ノートを通じて見せる開けっ広げな性格がそう思わせるのかも。
緊張感を呼ぶ中でも“秋月”の妹“雪瑚”が特殊(性癖的な)能力を発揮する所がどこか
喜劇的な雰囲気を醸成しているかのようで面白いところではあります。
明けた場面の裏切られ具合。あれが受け入れられなかったら評価も違ったものになるので
まさに紙一重な物語かと思います。大賞作品の中では一番良かったと言っておきます。