2013年01月20日

『あるいは現在進行形の黒歴史9 −覇権を賭けた大運動会−』

あわむら赤光 先生が贈るシリーズ第9巻は日本の行く末を賭けた町内大運動会で吉岡家の
長兄 “天下泰平” と帝国の四天王、次男 “英二” とアンジェたちが激突する様を描きます。
(イラスト:refeia 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797372533.html


ラストの引きで見せた柄でもない緊迫した展開がなかなかに興味深いところです。裏切った
彼女は何かしらの思惑があるようなので悪い方向には進まないだろうと高を括ってはいます
けど、しばらくの間「ローエングリン帝国」の優勢は変わらないということで。

その長兄 “天下泰平” ・・・こんな名前を平気でつけちゃう親も親なんですけど・・・に対する
コンプレックスの塊である “英二” に対してあの手この手で発破を掛ける “舞子” の言動
たるや涙ぐましいほどです。これでやる気を出さなかったら神経を疑います。

そして彼女が背中を押そうとしたのはもう一人、姉である “理子” のことも含まれるワケで。
彼が変わろうとする姿を見て、ようやく自分も変わろうと重い腰を上げた “理子” が今後
どう絡んでくるかも楽しみ。それにしても “楓子” は最後まで厄介な存在になりそうです。

posted by 秋野ソラ at 00:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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