一端の冒険者である少年と矮小なる女神が織り成す眷族の物語、読ませていただきました。
(イラスト:ヤスダスズヒト 先生)
スキルが功を奏したと見るべきか否か。それはいずれ “ベル” が想いを寄せる彼女と
並び立てる日が来れば少しは分かるのかな、と思ったり思わなかったり。
“ベル” に対する様々な想いのベクトルが次第に形成され、顕現し、そして接触していく
過程で生まれる出来事がストーリーをより面白く感じさせてくれるところが特に良いです。
概念はあるのに、昨今見られるMMORPGモノとは少し違った見せ方をするところも印象的で
また興味深いところでもあります。2ヶ月連続刊行となる次巻が早くも楽しみな所です。