2013年01月15日

『終わりのセラフ1』

「講談社ラノベ文庫」から刊行された1巻と同時刊行となる 山本ヤマト 先生のコミック。
文庫とは異なり、こちらは人類が「破滅」したその後の世界を描く内容となっております。
(原作/鏡貴也 先生 コンテ構成/降矢大輔 先生)

http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-870705-1
http://jumpsq.shueisha.co.jp/rensai/owarinoseraph/


「何があった、“グレン” 〜〜!」 と、まずは一言。その身に合った地位と実力を手に
お茶目なところも見せるあたり、未来では本来の地が出せるようになったんだなぁ、と
小説先行組としては思うワケです。

吸血鬼から搾取されるだけの子供であった “優一郎” が、吸血鬼に復讐するためだけに
生きる・・・はずなのに学校生活で協調性を求められるところとのシリアスとコミカルの対比が
面白いです。何より原作挿絵と同じ方が描く、ということで違和感ゼロなのがイイですね。

「家族」に関してフラッシュバックする過去の姿、そしていよいよ力を得る契機を掴もうと
するところで登場するかつての少年の今の姿がこれまた僅かな希望の影に見える決定的
な絶望を予感させてくれて続きが気になるところです。小説共々追いかけたいと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス
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