代わりに叶えるべく立ち回る“是光”がいつしか帝門家の権力争いに巻き込まれていきます。
(イラスト:竹岡美穂 先生)
なら私も泣かないと決めた “朝衣”。彼女の頬へ熱いものを伝わらせた “是光” の粘り
勝ちもさることながら、新たな一歩を踏み出せた彼女のことを喜ばしく思います。
その1つが功を奏しただけでなく、贈った言葉にも飾らず、けれど深みがあって正直驚きの
連続でした。権力争いにも干渉しない振る舞い、潔さも彼の魅力を引き上げたと思います。
構築されること、そして “是光” の心にある “帆夏” の存在に対して良い解答が出る
ことを願いつつ、後半戦へ突入した本作の更なる展開に期待したいところです。