2013年01月05日

『銀閃の戦乙女と封門の姫』

魔法世界「クァント=タン」にいたことのある過去を捨て地球での平穏な時を過ごす少年が
再び呼び戻される所から始まる剣と魔法のファンタジー。瀬尾つかさ 先生が贈る新作です。
(絵 : 美弥月いつか 先生)

http://data.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804388


魔法の力を増幅する「呪式装具(ジャケット)」。それを意のままに作り変えることができる
「形魂変性(ソウルフォージ)」の能力を持つ“カイト”。その能力の代償として呪式装具
を幾つも壊してきたことから「玩具破壊者(ザ・ブレイカー)」と渾名された貴族の一員。

何も語らなかった兄の「真の姿」を目の当たりにした “梨花” と、「クァント=タン」の
考え方ゆえに反抗し立場を捨てた “カイト”、両者の距離感が埋まっていく過程と世界の
違いを見せつけられて心動く様子がポイントになって話が進行していきます。

魔法世界を襲うモンスターと対峙する、より優秀な「機士」を生むためだけの契りを忌避
するあまり、普段はスケベな発言が目立つのに女性には手を出さない “カイト” の残念
ぶりにもご注目。好意は寄せられているのだからどんどん泥沼に嵌りそうですけどね。

posted by 秋野ソラ at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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