2012年12月18日

『魔法科高校の劣等生(8) 追憶編』

佐島勤 先生が贈る大人気シリーズ第8巻は、“深雪”が兄である“達也”に寄せる気持ちの
強さがどこから来たのかを3年前のエピソードに触れながらつまびらかにしていきます。
(イラスト/石田可奈 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1212.php#new2


過去の“深雪”の言動などから、彼女は兄のことを嫌っていたのかと想像していたのですが
そういうことではなくて、コミュニケーションエラーから兄との心の距離感が掴めなくて
不安に思っていた、あるいは癇癪のようなものを起こしていたというワケですね。

簡単に言えば「兄と仲良くなりたい」というような想いは元々彼女の中にはあって、それが
兄に関する真実を知り、さらにはその身を「あの方法」でもって救われたことであのレベル
まで昇華してしまった、ということなのでしょう。難儀な人ですなぁ、“達也”少年は。

巻末の短編「アンタッチャブル─西暦二〇六二年の悪夢」は四葉家の壮絶な歴史、そして
“深夜”の過去に触れていく物語。“達也”の昔話を踏まえた上での提示ということでその
異常さがより際立っていたかと思います。見せ方の妙もある構成であったかと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/60841060
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック